2025年２月期 決算短信の要約
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株式会社ワールドの2025年2月期決算は、売上収益2,256億5,800万円（前期比11.5%増）、営業利益167億9,600万円（同39.9%増）と増収増益となりました。デジタル事業とプラットフォーム事業が好調で、コア営業利益は再上場後5期ぶりに最高益を更新。次期は売上収益3,000億円、営業利益195億円を見込み、配当は106円へ増配予定です。ブランド事業の商品力強化やB2C/B2B事業の成長加速を通じて、さらなる業績向上を目指します。
主な事業セグメント
株式会社ワールドは、婦人服、紳士服、雑貨などの直営店販売、EC販売及び卸売販売を主な事業とするブランド事業、ファッションに特化したECモール運営や情報・物流システムの業務受託等のデジタル事業、衣料品並びに服飾雑貨等の生産・調達・貿易や什器製造販売を通じた空間創造支援等のプラットフォーム事業を営んでいます。
当決算における事業や経営成績の主な変化
売上収益は前年同期比11.5%増の2,256億5,800万円、営業利益は39.9%増の167億9,600万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は64.2%増の111億500万円となりました。ブランド事業では一部アパレルの不振がありましたが、デジタル事業とプラットフォーム事業が大幅増益となり、グループ収益を牽引しました。コア営業利益は再上場後5期ぶりに最高益を更新しました。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比14.3%増の2,738億8,000万円となりました。主な要因は、エムシーファッション株式会社の連結加入による約478億円の増加です。負債合計は23.9%増の1,873億7,500万円となり、借入金は125億円増加しました。資本合計は2.2%減の865億500万円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは319億9,200万円の収入（前年同期比45億3,300万円増）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは102億6,200万円の支出（同83億100万円増）、財務活動によるキャッシュ・フローは207億5,500万円の支出（同47億4,500万円減）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末より9億円増加し、217億4,800万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年2月期の連結業績予想は、売上収益3,000億円（前期比32.9%増）、営業利益195億円（同16.1%増）、親会社の所有者に帰属する当期利益112億円（同0.9%増）を見込んでいます。ブランド事業では商品課題の克服と事業開発への投資を継続し、デジタル事業はB2Cサーキュラーの成長加速、プラットフォーム事業はエムシーファッションとのシナジー創出を柱としたB2B外販の収益向上に取り組む方針です。
株主還元
当期の配当は1株につき80円（うち中間配当金37円）を予定しています。次期の配当は1株につき106円（中間配当金49円・期末配当金57円）と上場来最高の更新を予定しており、配当性向は32.5%を目途としています。今後4年間で配当性向を年2.5%ポイントずつ段階的に引き上げ、40%を目指す方針です。
注意事項
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