2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社フジックスの2025年3月期決算では、売上高が前期比2.7%減の56.46億円となり、営業損失1.95億円、経常損失1.04億円を計上しました。日本セグメントの売上減少や製造コストの高止まりが影響し、損失が拡大しています。次期は損失縮小に向けた事業再構築の成果が期待されますが、引き続き厳しい経営環境が予想されます。
主な事業セグメント
株式会社フジックスは、縫い糸、刺しゅう糸及び手芸用各種糸の製造販売を主な事業としています。日本とアジアの2つの報告セグメントで事業を展開しており、日本、中国を主とするアジア諸国及び欧米諸国の市場に向けてグローバルな事業活動を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は56.46億円（前期比2.7%減）となりました。利益面では、営業損失1.95億円（前期は1.15億円の損失）、経常損失1.04億円（前期は600万円の損失）、親会社株主に帰属する当期純損失1.07億円（前期は9,000万円の利益）となりました。日本セグメントの売上高減少や製造コストの高止まりが影響し、損失が拡大しました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末に比べて2.9億円増加し、118.62億円となりました。主な変動として、投資有価証券が2.74億円増加しました。負債は9,700万円増加し16.77億円、純資産は1.92億円増加し101.85億円となりました。自己資本比率は79.6%（前期末80.2%）となっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは1.44億円の流入（前期は1.11億円の流入）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは2.91億円の流出（前期は9,400万円の流出）、財務活動によるキャッシュ・フローは9,100万円の流出（前期は7,100万円の流出）となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は17.77億円となり、前期末より1.75億円減少しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高56.31億円（前期比0.3％減）、営業損失1.22億円（前期は1.95億円の損失）、経常損失4,500万円（前期は1.04億円の損失）、親会社株主に帰属する当期純損失7,900万円（前期は1.07億円の損失）を見込んでいます。損失の縮小を喫緊の課題として、様々な事業の再構築や見直しに取り組んでおり、次期には徐々に成果が現れることが期待されています。
株主還元
当期の年間配当金は1株当たり50円（前期と同額）となりました。次期の配当予想も1株当たり50円を予定しています。
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