2025年3月期第3四半期決算短信の要約
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ワコールホールディングスの当第3四半期は、主要国での主力商品販売低迷により減収減益となりましたが、固定資産売却益により営業利益は大幅改善しました。一方で、事業利益は70.9％減と厳しい状況が続いています。今後は収益力改善に向けたビジネスモデル改革や成長戦略の推進が課題となっています。
主な事業セグメント
ワコールホールディングスの主な事業セグメントは、ワコール事業（国内）、ワコール事業（海外）、ピーチ・ジョン事業です。国内外でレディスインナーウェアの製造・販売を中心に展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上収益は1,335億3,400万円（前年同期比5.6％減）、事業利益は14億4,300万円（前年同期比70.9％減）となりました。一方、営業利益は固定資産売却益の計上により110億7,500万円（前年同期は19億8,100万円の損失）と大幅に改善しました。親会社の所有者に帰属する四半期利益は90億8,600万円（前年同期は39億300万円の損失）となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は2,867億4,200万円（前期末比2.5％減）、負債合計は793億7,500万円（同0.6％増）、親会社の所有者に帰属する持分は2,041億1,300万円（同3.6％減）となりました。親会社所有者帰属持分比率は71.2％（前期末比0.8ポイント減）となっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは48億9,800万円の収入（前年同期比26億9,700万円減）、投資活動によるキャッシュ・フローは56億6,400万円の収入（同53億3,900万円減）、財務活動によるキャッシュ・フローは153億3,400万円の支出（同11億300万円減）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の連結業績予想は、売上収益1,810億円（前期比3.3％減）、営業利益48億円、親会社の所有者に帰属する当期利益45億円を見込んでいます。前回公表からの変更はありません。
株主還元
当第3四半期の配当金は1株当たり50円で実施されました。2025年3月期の年間配当予想は1株当たり100円（中間50円、期末50円）で、前期と同額を予定しています。
注意事項
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