(株)グローバル・リンク・マネジメントの決算情報

株式会社グローバル・リンク・マネジメントの主な事業セグメントは不動産ソリューション事業の単一セグメントです。主力商品は「レジデンス」物件の開発・販売で、土地企画事業やビルディング事業（再生事業）も展開しています。また、IT・DX関連事業を行う子会社AtPeak社も設立しています。

2024年12月期の連結業績は、売上高644.82億円（前年同期比56.3％増）、営業利益57.32億円（同25.0％増）、経常利益51.38億円（同20.6％増）、親会社株主に帰属する当期純利益34.13億円（同18.6％増）となり、過去最高の売上高と利益を更新しました。主力の「レジデンス」物件は1,228戸の引渡しが完了し、土地企画事業では19件の販売、ビルディング事業では4棟のオフィスビル販売を達成しました。

総資産は364.14億円（前期末比13.6％増）、純資産は116.17億円（同30.0％増）となりました。主な増加要因は、仕掛販売用不動産の増加（11.18億円増）、現金及び預金の増加（26.42億円増）、利益剰余金の増加（26.13億円増）です。自己資本比率は31.8％（前期末27.9％）に改善しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは7.31億円の獲得（前期は103.6億円の獲得）となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益52.73億円の計上、棚卸資産の増加18.6億円、法人税等の支払17.19億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは15.59億円の獲得（前期は19.86億円の支出）、財務活動によるキャッシュ・フローは4.23億円の獲得（前期は32.53億円の支出）となりました。

2025年12月期の連結業績予想は、売上高720億円（前期比11.7％増）、営業利益67億円（同16.9％増）、経常利益60億円（同16.8％増）、親会社株主に帰属する当期純利益38億円（同11.3％増）を見込んでいます。レジデンスの1,100戸販売、再生事業7棟、用地仕入事業18件の販売を計画しており、仕入契約や商談は順調に進んでいます。

2024年12月期の1株当たり配当金は130円（前期比30円増）、配当性向は30.5％となりました。2025年12月期は1株当たり72.5円（株式分割考慮後）の配当を予定しています。今後は累進配当を方針に追加し、減配することなく累進的な配当の実現を目指します。