2025年２月期 決算短信の要約
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株式会社ティーケーピーの2025年2月期連結業績は、売上高592.08億円(前期比62.0%増)、経常利益58.25億円(同19.8%増)と過去最高を更新しました。貸会議室事業の対面需要回復やホテル事業のインバウンド需要急増が寄与し、主力事業が好調に推移。M&Aも積極的に推進し、事業拡大と多角化を進めています。
主な事業セグメント
株式会社ティーケーピーは、フレキシブルスペース、ホテル・宿泊研修、料飲・バンケット、イベントプロデュース、BPOの5つの領域からなる空間再生流通事業を主力としています。また、リリカラ事業とノバレーゼ事業も展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は592.08億円(前期比62.0%増)、営業利益は59.15億円(同28.4%増)、経常利益は58.25億円(同19.8%増)と過去最高を更新しました。主力の貸会議室事業は対面需要の回復により高稼働で推移し、ホテル・宿泊研修事業もインバウンド需要の急増で好調でした。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は37.89億円(同48.2%減)となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比52.4%増の1,213.94億円となりました。主な要因は、建物及び構築物の増加160.59億円、土地の増加79.34億円、のれんの増加57.36億円などです。負債は前期末比92.6%増の759.34億円、純資産は同13.0%増の454.59億円となりました。自己資本比率は前期末の50.4%から34.1%に低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは50.95億円の収入(前期比36.9%増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは213億円の支出(前期は50.06億円の支出)で、主に有形固定資産の取得161.5億円、投資有価証券の取得76.19億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは13.36億円の支出(前期は6.92億円の収入)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年2月期の連結業績予想は、売上高1,030億円(前期比74.0%増)、営業利益70億円(同18.3%増)、経常利益60億円(同3.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益32億円(同15.6%減)を見込んでいます。シェアオフィスや貸会議室を含めたフレキシブルスペースの積極的な出店や、ホテル・宿泊研修事業の拡大を計画しています。
株主還元
配当については、内部留保の充実を図り、M&Aや不動産開発等を含む事業拡大に向けた投資や経営基盤の強化に充当することが株主への最大の利益還元につながると考え、創業以来実施していません。ただし、機動的な利益還元として、当期に約35億円の自己株式取得を実施し、次期も35億円の自己株式取得を予定しています。
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