2025年11月期 第１四半期 決算短信の要約
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ファーストブラザーズ株式会社の2025年11月期第1四半期は、投資銀行事業と施設運営事業の好調により増収増益となりました。売上高は23.44億円(前年同期比19.9%増)、営業利益は3.09億円(同28.5%増)と大幅に伸長しましたが、支払利息の増加等により経常利益は8,500万円(同33.9%減)となりました。通期業績予想は据え置かれています。
主な事業セグメント
ファーストブラザーズ株式会社の主な事業セグメントは、投資運用事業、投資銀行事業、施設運営事業です。投資運用事業は投資家から資金を預かり不動産に投資・運用を行うファンドビジネス、投資銀行事業は自己勘定で不動産投資を行うビジネス、施設運営事業は宿泊施設の運営を行うビジネスです。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高23.44億円(前年同期比19.9%増)、営業利益3.09億円(同28.5%増)、経常利益8,500万円(同33.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益6,800万円(同7.1%増)となりました。投資銀行事業では保有不動産の収益性向上により売上高が22.9%増加し、施設運営事業も旺盛な観光需要を背景に売上高が10.7%増加しました。一方、投資運用事業は受託残高減少により27.1%の減収となりました。
貸借対照表の変化
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前期末比10.92億円増の902.33億円となりました。主な増加要因は、営業投資有価証券7.3億円増、土地4.81億円増、販売用不動産1.25億円増です。負債は10.16億円増の652.51億円となり、主に長期借入金が15.85億円増加しました。純資産は7,500万円増の249.82億円となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は3.09億円(前年同期2.86億円)、のれん償却額は6,100万円(同2,800万円)となっています。長期借入金の増加15.85億円が主な資金調達源となっており、不動産投資や営業投資有価証券の取得に充当されたと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年11月期通期の連結業績予想は、売上高179.5億円(前期比6.4%増)、営業利益35.2億円(同24.0%増)、経常利益21.8億円(同0.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益13.7億円(同3.3%減)を見込んでいます。第1四半期の実績は概ね計画通りに推移しており、通期予想に変更はありません。
株主還元
2025年11月期の配当予想は、期末配当35円(年間配当35円)となっています。前期実績は中間配当33円、期末配当34円の年間67円でしたので、配当予想は前期比で減配となっています。
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