(株)ＭＩＥコーポレーションの決算情報

株式会社ＭＩＥコーポレーションは、継手事業を主な事業セグメントとしています。継手とは、配管システムにおいて管と管を接続するための部品であり、同社はこの分野に特化した事業を展開しています。

当第３四半期連結累計期間の連結売上高は53.02億円（前年同四半期比2.4％増）と増収となりました。しかし、原材料価格の上昇や円安の影響を受け、営業利益は4.26億円（前年同四半期比7.6％減）、経常利益は4.05億円（前年同四半期比7.5％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は2.79億円（前年同四半期比7.6％減）とそれぞれ減益となりました。需要は堅調に推移しましたが、外部環境の変化が利益面に影響を与えています。

資産合計は前連結会計年度末比1.5％減の82.44億円となりました。主な変動として、電子記録債権が29.1％増加した一方、現金及び預金が14.1％、受取手形及び売掛金が14.6％減少しました。負債合計は前連結会計年度末比6.2％減の55.28億円となり、短期借入金が4.6％、長期借入金が8.3％減少しました。純資産は前連結会計年度末比9.9％増の27.15億円となりました。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前連結会計年度末比14.1％減少し8.34億円となっています。また、有形固定資産への投資が行われ、建物及び構築物（純額）が6.8％、機械装置及び運搬具（純額）が10.0％増加しています。借入金の返済も進んでおり、財務活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっていると推測されます。

2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高67億円（前期比1.6％減）、営業利益5.4億円（前期比4.5％減）、経常利益5.2億円（前期比3.1％減）、親会社株主に帰属する当期純利益3.6億円（前期比3.4％減）と減収減益を見込んでいます。前回公表からの変更はありません。

2025年3月期の1株当たり配当金予想は、前期と同額の年間20円が予定されています。前期の実績は、期末配当20円（年間配当20円）でした。