アートグリーン(株)の決算情報

アートグリーン株式会社は、フラワービジネス支援事業、ナーセリー支援事業、フューネラル事業を主な事業セグメントとしています。主力は法人贈答用胡蝶蘭の販売や、オフィス緑化の提案、胡蝶蘭苗および園芸資材の販売、葬儀関連の花卉販売などを行っています。

当第1四半期連結累計期間の売上高は5.87億円（前年同期比0.6％増）と微増しましたが、営業損失1,008.8万円（前年同期は営業利益696.4万円）、経常損失1,099.7万円（前年同期は経常利益620.6万円）、親会社株主に帰属する四半期純損失800.7万円（前年同期は四半期純利益312.6万円）と、利益面では大幅に悪化しました。物流費やエネルギー価格の高騰による生産コストの上昇、人件費の上昇、採用コストの増加が主な要因です。

総資産は12.24億円（前期末比9.6％減）となりました。主な変動は、現金及び預金が1.14億円減少、受取手形及び売掛金が4,308.6万円減少した一方、仕掛品が2,244.2万円増加しました。負債は7.1億円（前期末比14.6％減）となり、1年内返済予定の長期借入金が3,438万円、未払法人税等が1,873.3万円、賞与引当金が1,651.7万円それぞれ減少しました。純資産は5.14億円（前期末比1.5％減）となりました。

当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が1.14億円減少しています。これは主に、売上債権の減少や仕掛品の増加、借入金の返済などによるものと推測されます。

2025年10月期の通期連結業績予想は、売上高26億円（前期比3.3％増）、営業利益6,000万円（同55.5％増）、経常利益5,600万円（同53.1％増）、親会社株主に帰属する当期純利益3,000万円（同113.6％増）と増収増益を見込んでいます。第1四半期の業績は計画を下回っていますが、現時点で業績予想の修正は行われていません。

2025年10月期の配当予想は、第2四半期末0円、期末0円の年間配当金0円となっています。前期（2024年10月期）も無配であり、配当予想に変更はありません。