2025年3月期 第3四半期決算短信の要約
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帝人グループの当第3四半期連結累計期間は、売上収益が6.7%増の7,561億円、事業利益が46.7%増の256億円と増収増益となりました。一方で437億円の営業損失を計上し、一部事業での減損損失が業績に影響しました。親会社の所有者に帰属する四半期利益は376.6%増の510億円と大幅に増加し、財務体質も改善しています。
主な事業セグメント
帝人グループの主な事業セグメントは、「マテリアル」（アラミド繊維、ポリカーボネート樹脂、炭素繊維、複合成形材料等の製造・販売）、「繊維・製品」（ポリエステル繊維、繊維製品等の製造・販売）、「ヘルスケア」（医薬品・医療機器等の製造・販売及び在宅医療サービス）です。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上収益は前年同期比6.7%増の7,561億円となりました。事業利益は46.7%増の256億円と大幅に改善しました。一方、営業利益は437億円の損失となり、前年同期の100億円の利益から大きく悪化しました。親会社の所有者に帰属する四半期利益は376.6%増の510億円と大幅に増加しました。マテリアルセグメントの収益性改善や繊維・製品セグメントの増収が全体を牽引しましたが、一部事業での減損損失計上が業績に影響しました。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比0.6%減の1兆2,193億円となりました。親会社の所有者に帰属する持分は12.3%増の4,599億円、親会社所有者帰属持分比率は4.3ポイント上昇し37.7%となりました。現金及び現金同等物が70.1%増加した一方、営業債権及びその他の債権が20.0%減少しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは408億円の収入となり、前年同期比11.3%増加しました。投資活動によるキャッシュ・フローは592億円の収入となり、前年同期の501億円の支出から大きく改善しました。財務活動によるキャッシュ・フローは133億円の支出となりました。結果として、現金及び現金同等物の四半期末残高は前年同期比35.5%増の2,096億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期通期の連結業績予想は、売上収益1兆100億円（前期比5.2%増）、事業利益280億円（前期比27.5%増）、営業損失800億円、親会社の所有者に帰属する当期利益250億円を見込んでいます。前期からの増収増益を予想していますが、営業損失の計上を見込んでいます。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は前期から20円増配の1株当たり50円を予定しています。第2四半期末配当25円に加え、期末配当25円を予定しています。
注意事項
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