(株)トリドールホールディングスの決算情報

株式会社トリドールホールディングスの主な事業セグメントは、「丸亀製麺」、「国内その他」、「海外事業」の3つです。丸亀製麺は讃岐うどんの専門店、国内その他はコナズ珈琲やずんどう屋など複数のブランドを展開、海外事業は海外での飲食店経営を行っています。

当第3四半期連結累計期間の売上収益は2,017億8,700万円（前年同期比17.1％増）と過去最高を記録しました。事業利益は140億4,800万円（前年同期比21.1％増）と大幅増益となりました。一方、営業利益は115億3,700万円（前年同期比1.6％増）と微増にとどまり、親会社の所有者に帰属する四半期利益は59億7,700万円（前年同期比3.9％減）と減益となりました。丸亀製麺セグメントが好調で、売上・利益ともに過去最高を更新しましたが、国内その他と海外事業セグメントは減益となりました。

資産合計は3,353億4,300万円（前期末比4.3％増）となりました。主な増加要因は、現金及び現金同等物が44億300万円、使用権資産が35億7,800万円、有形固定資産が32億9,700万円増加したことです。負債合計は2,307億9,500万円（前期末比0.2％減）とほぼ横ばいでした。資本合計は1,045億4,700万円（前期末比16.0％増）と大幅に増加しました。これは主に利益剰余金が46億6,400万円、その他の資本の構成要素が43億8,200万円増加したことによります。

営業活動によるキャッシュ・フローは293億4,700万円の収入（前年同期比8.1％減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは89億9,900万円の支出（前年同期比61.5％減）となり、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは180億9,000万円の支出（前年同期比163.1％増）となりました。これは主に社債の発行による収入があった一方で、短期借入金の返済やリース負債の返済があったことによります。

2025年3月期通期の連結業績予想は、売上収益2,650億円（前期比14.2％増）、営業利益116億円（前期比1.9％増）、親会社の所有者に帰属する当期利益49億円（前期比10.2％減）を見込んでいます。第3四半期までの業績は概ね計画通りに推移しており、通期予想に変更はありません。

2025年3月期の年間配当金は1株当たり10円を予定しています。これは前期の9円から1円の増配となります。