2025年2月期 決算短信の要約
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株式会社フェリシモは2025年2月期に黒字転換を達成し、売上高294.49億円、営業利益7,000万円、経常利益2.27億円、親会社株主に帰属する当期純利益1.36億円を計上しました。主力の通信販売事業に加え、神戸ポートタワー事業が好調に推移し、販売費及び一般管理費の削減効果も相まって収益性が改善しています。次期は更なる成長を目指し、増収増益と増配を計画しています。
主な事業セグメント
株式会社フェリシモは、服飾・服飾雑貨及び生活関連品を中心とした通信販売事業を主な事業としています。また、神戸ポートタワーの運営事業も新たに開始し、収益の柱として成長しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年2月期の連結業績は、売上高が294.49億円（前期比0.5%減）となりました。一方で、営業利益は7,000万円（前期は9.31億円の損失）、経常利益は2.27億円（前期は6.12億円の損失）、親会社株主に帰属する当期純利益は1.36億円（前期は8.58億円の損失）と、黒字転換を達成しました。これは主に、販売費及び一般管理費の削減や、神戸ポートタワー事業の好調な推移によるものです。
貸借対照表の変化
資産合計は288.89億円（前期比0.6%減）、負債合計は96.18億円（前期比5.0%減）、純資産合計は192.71億円（前期比1.7%増）となりました。主な変動として、流動資産が5.55億円増加し、固定資産が7.3億円減少しています。また、退職給付に係る負債が4.68億円減少しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは6.91億円の増加（前期は8.77億円の減少）、投資活動によるキャッシュ・フローは19.03億円の減少（前期比33.9%増）、財務活動によるキャッシュ・フローは1.12億円の減少（前期比0.2%増）となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は64.07億円となり、前期末に比べ13.25億円減少しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年2月期の連結業績予想は、売上高305.31億円（前期比3.7%増）、営業利益1.37億円（前期比94.1%増）、経常利益2.43億円（前期比7.3%増）、親会社株主に帰属する当期純利益1.79億円（前期比31.9%増）を見込んでいます。定期便事業の強化や神戸ポートタワー事業の拡大、新規事業の開始により、増収増益を目指しています。
株主還元
当期の年間配当金は1株当たり15円（期末配当）を予定しています。次期の年間配当金は1株当たり20円（期末配当）を見込んでおり、5円の増配となります。
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