(株)フライングガーデンの決算情報

フライングガーデンは、ファミリーレストラン事業の単一セグメントで事業を展開しています。主に季節のデザートや特別フェアメニュー、映画コラボメニューなどを提供し、顧客満足度の向上に努めています。

当第3四半期累計期間の売上高は60.75億円(前年同期比4.6％増)と増収となりました。しかし、2024年問題による物流費の増加や人件費の上昇により、営業利益は3.8億円(前年同期比19.9％減)、経常利益は4.04億円(前年同期比17.7％減)、四半期純利益は2.43億円(前年同期比30.8％減)と減益となりました。14年ぶりの新店「さいたま大和田店」をオープンし、期末店舗数は59店舗となりました。

資産は前事業年度末比4.7%増の46.66億円となりました。主な要因は有形固定資産の3.79億円増加です。負債は前事業年度末比0.8%増の15.16億円となりました。主な要因は買掛金の7,117.4万円増加です。純資産は前事業年度末比6.8%増の31.5億円となりました。これは主に四半期純利益の計上によるものです。

当第3四半期累計期間のキャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は1.9億円（前年同期比33.9%増）となっています。この増加は、新店舗オープンや設備投資による固定資産の増加を反映していると考えられます。

2024年5月7日に公表した通期の業績予想に変更はありません。売上高81億円（前期比4.0%増）、営業利益4.8億円（同12.8%減）、経常利益4.9億円（同15.1%減）、当期純利益3.4億円（同14.2%減）を見込んでいます。水道光熱費や原材料価格の高騰、人件費の上昇、中東・ウクライナ情勢の影響等により、先行き不透明な状況が続くと予想されています。

配当に関する具体的な記載はありませんが、前期の期末配当は1株当たり30円でした。今期の配当予想についても変更はないと思われます。