(株)アーバネットコーポレーションの決算情報

株式会社アーバネットコーポレーションの主な事業セグメントは、不動産事業とホテル事業です。不動産事業では都市型賃貸マンションの開発・1棟販売を主軸としており、ホテル事業ではホテルアジール東京蒲田の運営を行っています。

当中間期の連結業績は、売上高79億6,500万円（前年同期比30.3％減）、営業利益1億円（同87.9％減）、経常損失2億3,200万円（前年同期は経常利益7億2,000万円）、親会社株主に帰属する中間純損失2億1,000万円（前年同期は中間純利益5億1,000万円）となりました。減収減益の主因は、都市型賃貸マンションの売上計上が第4四半期に偏重していることです。当中間期は都市型賃貸マンション1棟50戸、アパート1棟11戸、戸建・テラスハウス分譲16戸の売上計上にとどまりました。

総資産は前期末比21.8%増の572億1,700万円となりました。主な要因は、仕掛販売用不動産が90億2,900万円増加したことです。負債は前期末比32.9%増の423億9,600万円となり、主に長期借入金が107億600万円増加しました。純資産は前期末比1.6%減の148億2,000万円となりました。自己資本比率は32.1%から25.9%に低下しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは93億6,100万円の支出（前年同期は20億7,900万円の収入）となり、主に棚卸資産の増加によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは19億8,900万円の支出（前年同期は3億7,200万円の収入）となり、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは101億100万円の収入（前年同期は21億1,500万円の支出）となり、主に長期借入れによる収入が返済による支出を上回ったことによるものです。

2025年6月期の通期連結業績予想は、売上高320億円（前期比14.4%増）、営業利益28億円（同2.7%増）、経常利益24億5,000万円（同1.0%増）、親会社株主に帰属する当期純利益17億3,000万円（同1.7%増）を見込んでいます。都市型賃貸マンション等合計588戸の販売を計画しており、全戸契約済みです。現時点では期初計画通りに推移しているため、業績予想は据え置きとなっています。

2025年6月期の配当予想は、中間配当10円、期末配当11円の年間21円を予定しています。前期と同額の配当維持を見込んでいます。