ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)の決算情報

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社は、㈱マルエツ、㈱カスミ、マックスバリュ関東㈱及び㈱いなげやの完全親会社たる持株会社です。首都圏でスーパーマーケット事業を展開しています。

営業収益は前期比14.8%増の8,112億7,300万円となりました。しかし、営業利益は59億7,800万円（前期比13.4%減）、経常利益は61億4,200万円（前期比11.4%減）、親会社株主に帰属する当期純利益は8億1,000万円（前期比19.6%減）と減益となりました。㈱いなげやとの統合が増収に寄与しましたが、物価上昇や競争激化による売上総利益率の低下、労務費や水道光熱費の上昇などが利益を圧迫しました。

資産合計は前期末比34.0%増の3,826億400万円となりました。主に㈱いなげやとの統合により、現金及び預金が121億200万円、有形固定資産が360億9,400万円増加しました。負債合計は32.6%増の1,792億7,600万円、純資産合計は35.3%増の2,033億2,800万円となりました。自己資本比率は53.1%と前期末から0.6ポイント上昇しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは144億8,500万円の収入（前期比70億1,000万円減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは162億5,600万円の支出（前期比92億9,600万円減）、財務活動によるキャッシュ・フローは69億4,300万円の収入（前期比73億8,500万円増）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比69.1%増の357億3,600万円となりました。

2026年2月期の連結業績予想は、営業収益9,798億円（前期比20.8%増）、営業利益110億円（前期比84.0%増）、経常利益109億円（前期比77.5%増）、親会社株主に帰属する当期純利益12億円（前期比48.1%増）を見込んでいます。㈱いなげやとの統合効果や経営構造改革の推進により、増収増益を目指しています。

当期の年間配当金は1株当たり16円（前期と同額）となりました。次期の配当予想も1株当たり16円（中間8円、期末8円）を予定しています。配当性向は当期294.1%、次期予想260.6%と高水準を維持する方針です。