2025年11月期 第１四半期決算短信の要約
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ニッケグループの2025年11月期第1四半期は、産業機材事業の好調により増収増益となりました。売上高は286.49億円(前年同期比15.5％増)、営業利益は22.03億円(同16.7％増)と大幅に伸長しています。一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益は16.45億円(同9.0％減)となり、増収増益の中でも純利益面では課題が残る結果となりました。
主な事業セグメント
ニッケグループは、衣料繊維事業、産業機材事業、人とみらい開発事業、生活流通事業の4つの主要セグメントで構成されています。各事業は、繊維製品、産業用資材、不動産開発、生活関連商品など幅広い分野をカバーしています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高286.49億円(前年同期比15.5％増)、営業利益22.03億円(前年同期比16.7％増)、経常利益24.54億円(前年同期比16.2％増)となりました。産業機材事業が好調で、株式会社カンキョーテクノと呉羽テック株式会社の通期連結が寄与しました。一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は16.45億円(前年同期比9.0％減)となりました。
貸借対照表の変化
総資産は1,793.19億円(前期末比0.3％減)となりました。流動資産は941.37億円(前期末比3.2％減)で、主に売上債権の減少49.98億円によるものです。固定資産は851.81億円(前期末比3.1％増)で、主に建物及び構築物の増加18.65億円によるものです。負債合計は550.18億円(前期末比2.1％減)、純資産は1,243億円(前期末比0.5％増)となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は9.76億円(前年同期9億円)、のれんの償却額は6,000万円(前年同期7,300万円)となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年11月期の通期連結業績予想は、売上高1,280億円(前期比10.9％増)、営業利益120億円(前期比3.1％増)、経常利益124億円(前期比2.5％増)、親会社株主に帰属する当期純利益85億円(前期比5.2％減)を見込んでいます。この予想は直近に公表されたものから変更はありません。
株主還元
2025年11月期の配当予想は、中間配当17円、期末配当25円の年間42円となっています。これは前期の年間40円から2円の増配となります。
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