(株)ホットマンの決算情報

株式会社ホットマンの主な事業セグメントは、カー用品販売・整備等を行う「イエローハット事業」、書籍・文具販売等の「TSUTAYA事業」、中古カー用品の買取・販売を行う「アップガレージ事業」です。その他にカーセブン、ダイソー、コメダ珈琲店、シャトレーゼなども展開しています。

当事業年度の業績は、売上高219.08億円(前年比4.3%増)、経常利益7.31億円(同107.3%増)、当期純利益3.34億円(同63.2%増)と増収増益となりました。主にイエローハット事業とアップガレージ事業において、スタッドレスタイヤと夏タイヤの販売が好調だったことが要因です。イエローハット事業の売上高は169.18億円(前年比4.9%増)、セグメント利益は9.84億円(同64.8%増)と大幅に伸長しました。

資産合計は163.68億円(前年比3.0%増)となりました。主な変動として、現金及び預金が2.8億円増加し、有形固定資産が1.42億円増加しました。負債合計は89.81億円(前年比2.3%増)で、長期借入金が1.78億円増加しています。純資産は73.86億円(前年比3.9%増)となり、自己資本比率は45.1%と0.3ポイント改善しました。

営業活動によるキャッシュ・フローは9.47億円の収入(前年比28.9%増)となりました。主な要因は税引前当期純利益5.15億円、減価償却費4.38億円、減損損失2.14億円の計上です。投資活動によるキャッシュ・フローは8.27億円の支出で、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは1.71億円の収入となり、長期借入れによる収入7億円が主な要因です。

2026年3月期の業績予想は、売上高220億円(前年比0.4%増)、経常利益7.4億円(同1.2%増)、当期純利益4.22億円(同26.2%増)を見込んでいます。イエローハット事業では車検販売を主軸にカーメンテナンス等工賃収入の増加を計画しています。継続する物価高により消費者の節約志向が続くと予想される中、人件費や電気料金の増加も見込まれ、増収微増益の予想となっています。

2025年3月期の1株当たり配当金は年間10円(配当性向21.1%)で、2026年3月期も同額の年間10円(予想配当性向16.7%)を予定しています。配当金総額は7,000万円で前期と同額を維持する方針です。