2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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株式会社レスターの当第３四半期連結累計期間は、売上高が前年同期比11.2％増の4,168.2億円と増収となりました。一方、営業利益は11.1％減の100.63億円と減益となりましたが、経常利益と親会社株主に帰属する四半期純利益は増益を達成しました。ＰＣＩグループの連結子会社化など事業拡大に向けた取り組みも進められており、今後の成長が期待されます。
主な事業セグメント
株式会社レスターは、デバイスＢＵ（デバイス事業、ＥＭＳ事業）、システムＢＵ（システムソリューション事業、エコソリューション事業）、ＩＴ＆ＳＩｅｒＢＵの3つの報告セグメントで事業を展開しています。主に半導体や電子部品の販売、電子機器の製造受託、システムソリューションの提供、再生可能エネルギー事業などを行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期連結累計期間の売上高は4,168.2億円（前年同期比11.2％増）と増収となりました。一方、営業利益は100.63億円（同11.1％減）と減益となりました。これは主にデバイス事業における急激な円高の影響や産業機器市場の回復遅れによるものです。経常利益は66.62億円（同7.1％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益は53.86億円（同12.9％増）と増益となりました。ＰＣＩグループの連結子会社化やRestar Dexerials Hong Kong Limitedの設立など、事業拡大に向けた取り組みも進められています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比3.0％増の3,005.26億円となりました。主な増加要因は、売掛金が80.23億円、繰延税金資産が58.63億円増加したことです。負債は同0.5％増の2,017.58億円となりました。純資産は同8.5％増の987.68億円となり、自己資本比率は28.8％と前連結会計年度末の28.9％から大きな変動はありませんでした。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローの詳細な数値は記載されていませんが、売上債権の増加や仕入債務の増加があったことが推測されます。投資活動では、ＰＣＩグループの連結子会社化などの投資が行われました。財務活動では、短期借入金が274.86億円減少した一方、長期借入金が217.64億円増加しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高5,600億円（前期比9.3％増）、営業利益160億円（同0.4％増）、経常利益105億円（同8.4％増）、親会社株主に帰属する当期純利益80億円（同14.2％増）を見込んでいます。この予想に変更はありません。
株主還元
2025年3月期の年間配当金予想は1株当たり120円（中間配当60円、期末配当60円）となっています。前期の年間配当金115円から5円の増配が予定されています。
注意事項
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