2025年10月期 第１四半期決算短信の要約
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マーチャント・バンキング株式会社の第1四半期は、売上高が前年同期比58.5％増の5.75億円となり、営業利益も黒字転換しました。不動産投資事業の強化により、通期では売上高46億円（前期比3.5％増）、営業利益6億円（同84.0％増）を見込んでいます。自己資本比率は24.3％と若干低下しましたが、業績改善の兆しが見られます。
主な事業セグメント
マーチャント・バンキング株式会社の主な事業セグメントは、不動産投資・運用事業です。賃貸用不動産の取得・売却による安定的収益の強化に取り組むとともに、成長性や社会性の高い企業やプロジェクトへの投資も行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期連結累計期間の売上高は5.75億円（前年同期比58.5％増）となりました。営業利益は4,000万円（前年同期は6,800万円の損失）と黒字転換しました。一方、経常損失は900万円（前年同期は1.11億円の損失）、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,000万円（前年同期は1.12億円の損失）と赤字が縮小しました。賃貸用不動産1物件の取得（8.89億円）と1物件の売却を行い、今後の売却益確保に向けた準備を進めています。
貸借対照表の変化
資産は163.16億円（前期末比0.4％減）となりました。主な変動要因は、販売用不動産の増加5.53億円、現金及び預金の減少5.01億円です。負債は123.54億円（同1.3％増）で、長期借入金が2.93億円増加しました。純資産は39.62億円（同5.1％減）となり、自己株式取得による1.46億円の減少が主因です。自己資本比率は24.3％と、前期末の25.5％から1.2ポイント低下しました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前期末比5.01億円減少し7.64億円となりました。一方で、長期借入金が2.93億円増加し、販売用不動産が5.53億円増加しています。これらから、不動産投資のための資金調達と物件取得が行われたことが推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年10月期の通期連結業績予想は、売上高46億円（前期比3.5％増）、営業利益6億円（同84.0％増）、経常利益2.5億円（同152.5％増）、親会社株主に帰属する当期純利益2億円（同9.9％増）と増収増益を見込んでいます。第2四半期累計期間の予想も増収増益となっており、業績改善が期待されています。
株主還元
2025年10月期の配当予想は、期末配当2円（年間配当2円）となっています。前期と同額の配当維持が予定されています。
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