2024年12月期 決算短信の要約
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日清紡ホールディングスの2024年12月期連結業績は、売上高4,947.46億円(前年同期比8.6%減)となりましたが、営業利益165.81億円(同33.1%増)、経常利益244.03億円(同54.6%増)と増益を達成しました。無線・通信事業や不動産事業が好調だった一方、マイクロデバイス事業の損益悪化がありました。2025年12月期は増収増益を見込んでいます。
主な事業セグメント
日清紡ホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、無線・通信、マイクロデバイス、ブレーキ、精密機器、化学品、繊維、不動産の7つです。無線・通信事業では防災システムや船舶用無線機器等、マイクロデバイス事業では半導体製品等を扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の連結業績は、売上高が4,947.46億円(前年同期比8.6%減)となりました。一方、営業利益は165.81億円(同33.1%増)、経常利益は244.03億円(同54.6%増)と増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は102.77億円(前年同期比303.22億円改善)となりました。無線・通信事業や不動産事業が好調だった一方、マイクロデバイス事業の損益悪化やブレーキ事業の減益がありました。
貸借対照表の変化
総資産は6,799.56億円(前期末比0.7%増)となりました。負債総額は3,825.07億円(同3.8%減)、純資産は2,974.49億円(同7.2%増)となりました。自己資本比率は39.6%と前期末から2.5ポイント上昇しています。主な変動として、受取手形、売掛金及び契約資産が153.79億円増加、有形固定資産が64.62億円増加した一方、短期借入金が365.8億円減少しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは283.71億円の収入となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益239.19億円、減価償却費259.37億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは208.61億円の支出となり、主に有形固定資産の取得による支出248.48億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは87.5億円の支出となり、短期借入金の純減367.99億円が主な要因です。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高5,060億円(前期比2.3%増)、営業利益197億円(同18.8%増)、経常利益216億円(同11.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益183億円(同78.1%増)を見込んでいます。無線・通信事業では水管理予算や防災情報システム需要の増加、防衛事業の拡大により増収・増益を予想しています。マイクロデバイス事業も半導体市況の回復を想定し、増収・損益改善を見込んでいます。
株主還元
2024年12月期の配当金総額は56.58億円、1株当たり年間配当金は36円(中間18円、期末18円)となりました。2025年12月期の配当予想も1株当たり年間36円(中間18円、期末18円)を予定しています。
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