(株)神戸物産の決算情報

株式会社神戸物産は、「業務スーパー事業」、「外食・中食事業」、「エコ再生エネルギー事業」を主な事業セグメントとしています。業務スーパー事業が主力で、プライベートブランド商品をベストプライスで販売する「業務スーパー」を展開しています。

当中間連結会計期間の経営成績は、売上高2,723.06億円(前年同期比9.7％増)、営業利益190.86億円(同7.7％増)、経常利益209.29億円(同16.0％増)、親会社株主に帰属する中間純利益142.67億円(同15.6％増)となりました。業務スーパー事業では、価格戦略が功を奏し、プライベートブランド商品がメディアで取り上げられたことで集客力が向上しました。外食・中食事業も順調に拡大し、売上高は22.5％増加しています。

当中間連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比4.5％増の2,437.87億円となりました。主な要因は流動資産の増加115.9億円です。負債は0.5％増の1,011.61億円、純資産は7.4％増の1,426.26億円となりました。自己資本比率は57.0％と、前連結会計年度末の55.4％から改善しています。

キャッシュフローの詳細な記載はありませんが、貸借対照表から現金及び預金が前連結会計年度末比139.97億円増加し1,212.69億円となっていることがわかります。また、短期借入金が37.5億円減少、長期借入金が15.57億円減少しており、財務活動によるキャッシュフローはマイナスとなっていると推測されます。

2025年10月期の連結業績予想は、売上高5,250億円(前期比3.4％増)、営業利益377億円(同9.8％増)、経常利益378億円(同19.7％増)、親会社株主に帰属する当期純利益240億円(同11.9％増)を見込んでいます。この予想は前回公表時から変更されていません。

2025年10月期の年間配当金は26円00銭を予定しており、前期の23円00銭から3円00銭の増配となる見込みです。