2025年3月期 決算短信の要約
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アルコニックス株式会社の2025年3月期連結業績は、売上高1,970.04億円(前期比12.6%増)、営業利益69.19億円(同26.6%増)と大幅な増収増益を達成しました。半導体関連や非鉄金属取引の好調、収益率改善が寄与し、全セグメントで成長しています。2026年3月期も増収増益を予想し、配当も増額する方針です。
主な事業セグメント
アルコニックス株式会社の主な事業セグメントは、商社流通部門の「電子機能材事業」「アルミ銅事業」、製造部門の「装置材料事業」「金属加工事業」の4つです。これらのセグメントで非鉄金属製品や関連材料の取引、製造、加工を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が1,970.04億円(前期比12.6%増)、営業利益69.19億円(同26.6%増)、経常利益75.28億円(同38.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益48.05億円(同200.7%増)と大幅な増収増益となりました。全セグメントで増収増益を達成し、特に半導体関連取引やアルミ・銅原料取引が好調でした。非鉄金属相場の上昇や収益率改善も寄与し、利益率も向上しています。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比7.5%増の1,966.34億円となりました。主な増加要因は棚卸資産の72.73億円増、売上債権の62.97億円増、有形固定資産の56.36億円増です。負債合計は8.4%増の1,263.21億円、純資産は5.6%増の703.12億円となりました。自己資本比率は35.4%と前期末から0.5ポイント低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは70.03億円の収入となりましたが、前期比53.9%減少しました。投資活動によるキャッシュ・フローは47.05億円の支出で、前期比79.4%増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは47.99億円の支出となり、前期比75.1%減少しました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比9.8%減の177.81億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高2,150億円(前期比9.1%増)、営業利益88億円(同27.2%増)、経常利益82億円(同8.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益54億円(同12.4%増)と、引き続き増収増益を見込んでいます。半導体、二次電池、新エネルギー車向け需要の拡大を背景に、全セグメントで成長を予想しています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は、中間配当32円に期末配当42円を加えた1株当たり74円となり、前期の55円から19円の増配となりました。2026年3月期は、中間配当42円、期末配当42円の年間84円を予定しており、さらなる増配が計画されています。
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