ポラリス・ホールディングス(株)の決算情報

ポラリス・ホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、ホテル事業と不動産事業です。ホテル事業では、自社ブランドKOKO HOTELを含む多数のホテルを運営しています。不動産事業では、ホテル物件の売却や匿名組合出資などを行っています。

当第３四半期連結累計期間の経営成績は、売上高168.68億円（前年同期比7.5%減）、営業利益18.38億円（同39.1%減）、経常利益12.31億円（同48.3%減）、親会社株主に帰属する四半期純利益12.12億円（同57.3%減）となりました。ホテル事業は売上高162.06億円（同58.5%増）、営業利益18.33億円（同38.1%増）と成長しましたが、不動産事業の減収により全体では減収減益となりました。株式会社ミナシアとの経営統合により、運営ホテル数が97ホテル・14,964室に拡大しました。

総資産は652.95億円（前期末比181.3%増）となりました。主な要因は、ミナシアとの経営統合に伴うのれんの計上260.76億円、リース資産（純額）の計上78.92億円、現金及び預金の増加32.24億円です。負債は386.06億円（同136.5%増）、純資産は266.89億円（同287.6%増）となりました。自己資本比率は40.9%（前期末29.7%）に改善しています。

キャッシュ・フローの詳細な記載はありませんが、現金及び預金が前期末比32.24億円増加し66.08億円となっています。ミナシアとの経営統合に伴うシンジケートローンによる資金調達で長期借入金が113.34億円増加、リース債務が92.54億円増加しています。これらの資金調達により、事業拡大のための資金を確保しています。

2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高260億円（前期比15.3%増）、営業利益22億円（同35.0%減）、経常利益15億円（同42.5%減）、親会社株主に帰属する当期純利益15億円（同54.5%減）を見込んでいます。ミナシアとの経営統合による規模拡大で増収を見込む一方、利益面では前期の不動産売却益の反動などにより減益を予想しています。

2025年3月期の期末配当予想は1株当たり3円、年間配当予想も3円となっています。前期は無配でしたが、当期は配当を再開する予定です。