2025年３月期決算短信の要約
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クリアル株式会社の2025年3月期決算は、主力サービス「CREAL」の拡大や他サービスの好調により、売上高418.23億円(前年同期比98.7％増)、営業利益19.68億円(同100.8％増)と大幅な増収増益を達成しました。総資産は529.36億円(前期末比48.1％増)に拡大し、次期も継続的な成長を見込んでいます。
主な事業セグメント
クリアル株式会社は、不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」、機関投資家向けサービス「CREAL PRO」、個人向け実物不動産投資サービス「CREAL PB」を展開する資産運用プラットフォーム事業を主な事業としています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は418.23億円(前年同期比98.7％増)、営業利益19.68億円(同100.8％増)、経常利益18.3億円(同94.5％増)、親会社株主に帰属する当期純利益13.51億円(同108.7％増)と大幅な増収増益となりました。「CREAL」サービスの拡大や「CREAL PRO」での機関投資家向け物件売却、「CREAL PB」での中古ワンルームマンション販売が好調でした。一方で、事業拡大に伴う人員拡充により人件費が増加しています。
貸借対照表の変化
総資産は529.36億円(前期末比48.1％増)、負債は476.63億円(同49.2％増)、純資産は52.73億円(同38.5％増)となりました。主な変動要因は、現金及び預金の増加78.39億円、販売用不動産の増加62.32億円、匿名組合出資預り金の増加159.94億円です。自己資本比率は9.8％と前期末比0.7ポイント低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは100.2億円の収入(前年同期は12.11億円の支出)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益18.3億円、匿名組合出資預り金の増加159.94億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは11.7億円の支出(前年同期比767.5％増)、財務活動によるキャッシュ・フローは11.14億円の支出(前年同期は29.06億円の収入)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期(2026年3月期)の業績見通しは、売上総利益74.1億円(前年同期比30.8％増)、営業利益26.6億円(同35.1％増)、経常利益25億円(同36.6％増)、親会社株主に帰属する当期純利益18億円(同33.2％増)を見込んでいます。「CREAL」の認知度向上や新たなファンド組成の展開により、さらなる成長を目指す方針です。
株主還元
当連結会計年度の期末配当金は1株当たり30円、配当金総額1.8億円、配当性向13.2％となりました。次期(2026年3月期)の配当予想は、1株当たり7円(株式分割考慮後)となっています。
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