2025年７月期第２四半期（中間期）決算短信の要約
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株式会社ツクルバの2025年7月期中間期決算は、売上高が前年同期比65.1%増の33.75億円と大幅に伸長しました。しかし、販管費の増加や金融費用の上昇により、経常利益は3.7%減の2,200万円、中間純損失1,500万円を計上しました。不動産在庫の拡大に伴う借入金の増加が顕著で、財務基盤の強化が今後の課題となっています。
主な事業セグメント
株式会社ツクルバは、中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo（カウカモ）」を主力サービスとして展開しています。中古マンション市場をターゲットとし、リノベーションに対する顧客認知の高まりを背景に事業を拡大しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の売上高は33.75億円（前年同期比65.1%増）、営業利益は5,800万円（同59.0%増）と大幅に増加しました。一方、経常利益は2,200万円（同3.7%減）とやや減少し、親会社株主に帰属する中間純損失は1,500万円（前年同期は1.23億円の純利益）となりました。売上高の伸びに比べ利益面での成長が限定的な要因として、販売費及び一般管理費の増加や支払利息の増加が挙げられます。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比25.3%増の52.89億円となりました。主な増加要因は、販売用不動産が3.39億円増（35.0%増）、仕掛販売用不動産が5.39億円増（59.7%増）したことです。負債は同44.5%増の34.99億円となり、主に短期借入金が5.48億円増（59.1%増）、1年内返済予定の長期借入金が3.74億円増（110.2%増）したことによります。純資産は同0.6%減の17.89億円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは9.36億円の支出（前年同期は8.91億円の支出）となり、主に棚卸資産の増加8.83億円によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは5,800万円の支出（前年同期は1.43億円の収入）となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは10.21億円の収入（前年同期は3.91億円の収入）となり、主に短期借入金の増加5.48億円、長期借入れによる収入9.87億円によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年7月期の連結業績予想は、売上高80億円（前期比45.9%増）、営業利益2.3億円（同48.1%増）、経常利益1.65億円（同44.6%増）、親会社株主に帰属する当期純利益1.25億円（同42.0%減）を見込んでいます。売上高と営業利益は大幅な増加を予想していますが、当期純利益は減少する見通しとなっています。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、普通株式については2024年7月期、2025年7月期ともに配当予想は0円となっています。A種種類株式については、2024年7月期は期末配当1万円、2025年7月期も同様の配当予想となっています。
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