わらべや日洋ホールディングス(株)の決算情報

わらべや日洋ホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、食品関連事業、食材関連事業、物流関連事業です。食品関連事業では米飯群や調理パン群などの調理済食品の製造・販売、食材関連事業では食品用材料の仕入・加工・販売、物流関連事業では食品関係配送を行っています。

2025年2月期の連結業績は、売上高が前期比7.5%増の2,224億6,700万円となりました。しかし、利益面では新工場の初期赤字や工場再編費用の影響により、営業利益が29.2%減の45億1,500万円、経常利益が28.2%減の48億9,800万円、親会社株主に帰属する当期純利益が37.3%減の26億7,900万円となりました。食品関連事業では国内外の新工場が寄与し増収となりましたが、入間工場の初期赤字などにより減益となりました。

総資産は前期末比18.6%増の1,209億2,400万円となりました。これは主に有形固定資産の増加によるものです。負債は前期末比29.7%増の617億9,900万円となり、長期借入金とリース債務が増加しました。純資産は前期末比8.9%増の591億2,400万円となりました。自己資本比率は前期末の52.3%から46.9%に低下しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは124億7,800万円の収入となり、前期比33.1%増加しました。投資活動によるキャッシュ・フローは206億7,000万円の支出となり、前期比52.6%増加しました。これは主に有形固定資産の取得による支出の増加によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは82億5,500万円の収入となり、前期比876.9%増加しました。これは主に長期借入れによる収入の増加によるものです。

2026年2月期の連結業績予想は、売上高が前期比4.1%増の2,315億円、営業利益が32.9%増の60億円、経常利益が20.4%増の59億円、親会社株主に帰属する当期純利益が45.5%増の39億円を見込んでいます。国内食品関連事業を中心に増収を図る一方、海外食品関連事業ではオハイオ工場の稼働準備コストの増加が見込まれています。

当期の配当金は、中間配当45円、期末配当45円の年間90円を予定しています。次期も同様に年間90円の配当を予定しており、連結配当性向40%をめどに安定的・継続的な配当を実施する方針です。