2025年９月期 第１四半期決算短信の要約
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株式会社大森屋の2025年9月期第1四半期は、売上高が45.67億円（前年同期比2.7％増）と増収となりましたが、原材料費および経費の増加により営業利益は9,600万円（同69.8％減）と大幅減益となりました。主力の家庭用海苔は価格改定により11.9％増収となった一方、業務用海苔は2.4％減収となっています。通期業績予想は増収増益を見込んでいますが、原料海苔価格の動向に注意が必要です。
主な事業セグメント
株式会社大森屋は、家庭用海苔、進物品、ふりかけ等、業務用海苔などを製造販売する食品製造販売事業を主な事業としています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期連結累計期間の売上高は45.67億円（前年同期比2.7％増）となりました。しかし、原材料費および経費の増加により、営業利益は9,600万円（前年同期比69.8％減）、経常利益は1.08億円（前年同期比66.0％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は6,700万円（前年同期比68.5％減）と大幅な減益となりました。家庭用海苔の売上高は価格改定により11.9％増加しましたが、業務用海苔は2.4％減少しています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末に比べて26.4億円増加し、183.46億円となりました。流動資産は18.32億円増加し142.44億円、固定資産は8.08億円増加し41.01億円となりました。負債は前連結会計年度末に比べて26.04億円増加し、70.95億円となりました。純資産は3,500万円増加し116.93億円となり、自己資本比率は前連結会計年度末の74.2％から63.7％に低下しました。
キャッシュフローの変化
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金は前連結会計年度末に比べて6.94億円増加し17.81億円となりました。また、短期借入金が10億円、長期借入金が7.93億円増加しており、資金調達が行われたことが推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年9月期の連結業績予想は、売上高172.5億円（前期比5.8％増）、営業利益3億円（同11.2％増）、経常利益2.9億円（同5.9％増）、親会社株主に帰属する当期純利益1.8億円（同0.0％増）と増収増益を見込んでいます。ただし、主要原材料の原料海苔の仕入価格が高値で推移しており、今後の動向によっては業績予想の修正が必要となる可能性があります。
株主還元
2025年9月期の期末配当については、現時点で未定とされています。前期（2024年9月期）の年間配当金は1株当たり15円でした。
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