2025年12月期 第1四半期 決算短信の要約
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日本たばこ産業の2025年第1四半期は、売上収益11.7%増の8,269億円、営業利益15.3%増の2,487億円と大幅増収増益を達成しました。たばこ事業が好調で、自社たばこ製品売上収益は13.0%増の7,385億円となり、全社的な収益性向上に貢献しています。通期予想も増収増益を見込んでおり、引き続き成長が期待されます。
主な事業セグメント
日本たばこ産業株式会社の主な事業セグメントは、たばこ事業、医薬事業、加工食品事業です。たばこ事業が主力で、国内外での製造たばこの製造・販売を行っています。医薬事業では医療用医薬品の研究開発・製造・販売、加工食品事業では冷凍・常温加工食品や調味料等の製造・販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年第1四半期の連結業績は、売上収益が前年同期比11.7%増の8,269億円、営業利益が15.3%増の2,487億円と大幅に伸長しました。特にたばこ事業が好調で、自社たばこ製品売上収益が13.0%増の7,385億円となりました。調整後営業利益も17.6%増の2,665億円と大きく成長し、全社的に収益性が向上しています。一方で、四半期利益は前年同期比0.3%増の1,582億円と微増にとどまりました。
貸借対照表の変化
資産合計は前年度末比5.1%減の7兆9,432億円となりました。これは主に配当金やたばこ税の支払いによる現金及び現金同等物の減少によるものです。負債合計は9.8%減の4兆778億円となり、その他の流動負債が減少しました。一方、資本合計は0.4%増の3兆8,654億円となり、在外営業活動体の換算差額の増加が寄与しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは66億円の支出となり、前年同期の618億円の収入から大きく変化しました。これは主にたばこ税の支払いによるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは811億円の支出となり、前年度以前の企業結合による取得後支出が影響しました。財務活動によるキャッシュ・フローは1,801億円の支出となり、主に配当金の支払いによるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の通期連結業績予想は、売上収益が前期比3.9%増の3兆2,730億円、調整後営業利益が8.4%増の8,150億円と増収増益を見込んでいます。特に営業利益は107.4%増の6,710億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は151.1%増の4,500億円と大幅な増益を予想しています。為替一定ベースの調整後営業利益の成長率は年平均high single digit成長を想定しています。
株主還元
2025年12月期の年間配当金予想は前期と同額の1株当たり194円（中間97円、期末97円）を予定しています。配当政策に変更はなく、安定的・継続的な配当を維持する方針です。
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