2025年3月期 第3四半期決算短信の要約
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株式会社あじかんの当第3四半期は増収増益となり、特に営業利益が前年同期比62.2%増と大幅に伸長しました。業務用食品等事業での玉子製品の回復や、ヘルスフード事業での新製品好調が寄与しています。通期予想は据え置きですが、原材料価格や為替の変動に注意が必要です。
主な事業セグメント
株式会社あじかんは、業務用食品等事業とヘルスフード事業を主な事業セグメントとしています。業務用食品等事業では玉子製品や水産加工品などを、ヘルスフード事業では機能性表示食品「焙煎ごぼう茶ごぼうのおかげW」などを展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は387.79億円（前年同期比2.9%増）、営業利益は21.36億円（同62.2%増）、経常利益は23.7億円（同43.1%増）、親会社株主に帰属する四半期純利益は16.3億円（同46.4%増）となりました。業務用食品等事業では玉子製品を中心に自社製造製品が大きく伸長し、ヘルスフード事業では新製品「焙煎ごぼう茶ごぼうのおかげW」が好調に推移しました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比8.5%増の299.83億円となりました。主な増加要因は、受取手形及び売掛金の増加14.68億円、商品及び製品の増加8.57億円です。負債は同6.7%増の125.85億円、純資産は同9.8%増の173.98億円となりました。自己資本比率は58.0%（前期末比0.7ポイント増）となっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローの詳細な記載はありませんが、買掛金が16.2億円増加し、短期借入金が7.7億円減少しています。投資活動では、有形固定資産の取得による支出があったものの、投資有価証券の売却による収入もありました。財務活動では、配当金の支払いが1.9億円ありました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上高520億円（前期比3.5%増）、営業利益19億円（同11.1%増）、経常利益20億円（同11.8%減）、親会社株主に帰属する当期純利益14億円（同7.3%減）を見込んでいます。足元での鳥インフルエンザの発生による鶏卵価格の急激な高騰や、原材料価格、為替の変動など不確定要素があるため、前回予想を据え置いています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は、前期比5円増配の30円（普通配当25円、特別配当5円）を予定しています。
注意事項
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