2025年11月期 第１四半期決算短信の要約
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アヲハタ株式会社の2025年11月期第1四半期は、売上高44億9,200万円（前年同期比3.2％減）、営業損失9,400万円と減収減益となりました。家庭用ジャム・スプレッドは好調でしたが、産業用・生産受託の減少と原材料コスト高が影響しました。通期予想は売上高210億円（前期比2.4％増）、営業利益4億円（同3.6％増）と増収増益を見込んでいます。
主な事業セグメント
アヲハタ株式会社は、食品事業の単一セグメントで事業を展開しています。主にジャム・スプレッド、産業用製品、生産受託などを手がけており、「フルーツのアヲハタ」の実現に向けて取り組んでいます。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期連結累計期間の売上高は44億9,200万円（前年同期比3.2％減）となりました。家庭用のジャム・スプレッドは好調を維持しましたが、産業用および生産受託の売上減少が影響しました。利益面では、原資材や物流費などのコストアップの影響が続き、営業損失9,400万円（前年同期は5,700万円の損失）、経常損失8,800万円（同5,600万円の損失）、親会社株主に帰属する四半期純損失6,100万円（同4,400万円の損失）となりました。家庭用では積極的な市場投資を行い、売上増加に伴う生産性向上による増益効果がありましたが、全社的なコストアップをカバーするには至りませんでした。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比3億6,000万円減の168億2,900万円となりました。主な変動は、受取手形及び売掛金の8億6,300万円減少、商品及び製品の2億8,900万円増加、原材料及び貯蔵品の1億8,500万円増加です。負債は1億8,900万円減の33億8,500万円、純資産は1億7,100万円減の134億4,300万円となりました。自己資本比率は79.9％と、前連結会計年度末の79.2％から0.7ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は1億8,900万円（前年同期は2億100万円）となっています。現金及び預金は前連結会計年度末から9,900万円増加し、26億6,100万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年11月期の通期連結業績予想に変更はありません。売上高210億円（前期比2.4％増）、営業利益4億円（同3.6％増）、経常利益4億2,600万円（同6.4％増）、親会社株主に帰属する当期純利益2億9,600万円（同2.1％増）を見込んでいます。不安定な国際情勢や原材料コストの高止まりなど、経営環境の不確実性は継続していますが、増収増益を目指しています。
株主還元
2025年11月期の配当予想は、中間配当10円、期末配当10円の年間20円で据え置かれています。前期と同水準の配当を維持する方針です。
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