エバラ食品工業(株)の決算情報

エバラ食品工業株式会社の主な事業セグメントは、食品事業と物流事業です。食品事業では家庭用商品と業務用商品を展開し、物流事業では運送取引や倉庫保管取引を行っています。その他、広告宣伝事業や人材派遣事業も展開しています。

当第３四半期連結累計期間の売上高は381億9,800万円（前年同期比8.7％増）となりました。食品事業では家庭用商品が3.7％増、業務用商品が26.6％増と伸長しました。一方、利益面では営業利益が26億4,800万円（前年同期比4.1％減）、経常利益が28億2,000万円（同3.6％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益が19億1,800万円（同3.3％減）と減益となりました。これは中間期までの減益を第３四半期の増益で補いきれなかったためです。

総資産は前期末比5.2％増の504億3,000万円となりました。流動資産は1.4％増の302億8,100万円、固定資産は11.5％増の201億4,800万円です。負債合計は4.1％増の157億5,100万円、純資産は5.7％増の346億7,900万円となりました。自己資本比率は68.8％（前期末68.4％）に上昇しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは4億1,500万円の支出（前年同期は26億600万円の支出）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは29億3,100万円の支出（前年同期は35億5,000万円の支出）、財務活動によるキャッシュ・フローは4億9,300万円の支出（前年同期は2億7,700万円の支出）となりました。結果、現金及び現金同等物は前期末比36億9,200万円減少し、106億8,700万円となっています。

2025年3月期の通期連結業績予想が修正されました。売上高は480億円（前期比6.2％増）、営業利益は20億円（同16.7％減）、経常利益は21億円（同20.1％減）、親会社株主に帰属する当期純利益は14億円（同22.3％減）と予想されています。増収減益の見通しとなっています。

2025年3月期の期末配当予想が1株当たり25円（前回予想から5円増配）に修正されました。これにより年間配当金は中間配当20円と合わせて45円となる予定です。