2025年３月期 決算短信の要約
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ヱスビー食品は2025年3月期、調理済食品事業譲渡により減収となったものの、高付加価値製品の販売強化や海外事業拡大により増益を達成しました。売上高1,235億2,000万円（前期比2.3%減）、営業利益94億4,200万円（同21.4%増）と収益性が向上。自己資本比率も58.5%に改善し、財務体質が強化されています。今後も主力製品と海外事業に注力し、持続的な成長を目指す方針です。
主な事業セグメント
ヱスビー食品株式会社の主な事業セグメントは食料品事業です。スパイス＆ハーブ、即席、香辛調味料、インスタント食品その他の製品区分があり、国内外で香辛料や調味料、加工食品などを製造・販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比2.3%減の1,235億2,000万円となりました。これは主に調理済食品事業の譲渡によるものです。一方、営業利益は21.4%増の94億4,200万円、経常利益は19.5%増の96億5,000万円、親会社株主に帰属する当期純利益は12.6%増の75億6,500万円と、各利益項目で増益となりました。高付加価値製品の販売強化や海外事業の拡大が寄与し、売上総利益率は2.3ポイント改善して27.4%となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比2.2%減の1,370億9,300万円となりました。負債合計は15.9%減の568億2,500万円、純資産合計は10.4%増の802億6,700万円となりました。自己資本比率は6.7ポイント上昇し58.5%に改善しています。主な変動要因は、借入金の減少86億7,200万円や利益剰余金の増加67億5,500万円などです。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは84億9,900万円の収入となり、前期比38億8,100万円増加しました。投資活動によるキャッシュ・フローは23億円の支出となり、前期比31億4,400万円支出が増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは87億6,400万円の支出となり、前期比43億4,700万円支出が増加しました。これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比26億900万円減少し、194億4,000万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高1,270億円（前期比2.8%増）、営業利益96億円（同1.7%増）、経常利益98億円（同1.5%増）、親会社株主に帰属する当期純利益76億円（同0.5%増）を見込んでいます。国内事業では価格改定や主力製品・高付加価値製品の販売強化、海外事業の強化により増収増益を目指します。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は80円（前期比14円増）となりました。2026年3月期は1株当たり48円（株式分割後）を予定しています。配当性向は12.8%から15.3%に上昇する見込みです。
注意事項
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