ブルドックソース(株)の決算情報

ブルドックソース株式会社は、ソース類の製造販売事業を主な事業としています。家庭用ソース、業務用ソース、ドレッシング・たれ等の製造・販売を行っており、国内市場だけでなく海外展開も進めています。

2025年3月期の連結業績は、売上高が前年同期比0.9%増の146億1千700万円となりました。営業利益は前年同期比36.2%増の2億2千300万円、経常利益は28.1%増の8億6千400万円、親会社株主に帰属する当期純利益は328.9%増の6億2千300万円と大幅に改善しました。業務用ソースの売上増加や投資有価証券売却益が寄与しましたが、家庭用ソースの売上は微減となりました。

総資産は前期末比3.8%減の324億7千400万円となりました。流動資産は未収消費税等の減少などにより7億8千600万円減少し、固定資産は有形固定資産の減少などにより4億8千700万円減少しました。負債は短期借入金や長期借入金の減少により12億5千700万円減少しました。純資産は自己株式の取得などにより1千500万円減少し、214億4千500万円となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは23億3千万円の収入となり、前期の9千万円から大幅に改善しました。投資活動によるキャッシュ・フローは6億3千500万円の収入となり、前期の40億7千600万円の支出から改善しました。財務活動によるキャッシュ・フローは24億9千100万円の支出となり、短期借入金の返済や自己株式の取得などが主な要因です。

2026年3月期の連結業績予想は、売上高155億円（前期比6.0%増）、営業利益4億円（同79.3%増）、経常利益10億円（同15.7%増）、親会社株主に帰属する当期純利益20億円（同220.7%増）を見込んでいます。TATEBAYASHIクリエイションセンターの生産性向上や海外展開の加速、DXの推進などにより、増収増益を目指しています。

2025年3月期の年間配当金は1株当たり35円（中間配当17円、期末配当18円）で、配当総額は4億6千800万円となりました。2026年3月期の配当予想は、年間45円（中間配当20円、期末配当25円）と10円の増配を予定しています。また、自己株式の取得・消却を決議し、株主還元の拡充を図っています。