2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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コメ兵ホールディングスの第3四半期は、M&Aによる事業拡大や既存事業の好調により売上高が前年同期比32.9%増の1,118.15億円と大幅増収となりました。一方、利益面では営業利益・経常利益が微減となる中、親会社株主に帰属する四半期純利益は2.9%増の37.8億円となりました。通期予想は増収減益の見通しですが、配当は増配の予定です。
主な事業セグメント
コメ兵ホールディングスの主な事業セグメントは、ブランド・ファッション事業、タイヤ・ホイール事業、不動産賃貸事業です。ブランド・ファッション事業が主力で、中古ブランド品の買取・販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は1,118.15億円（前年同期比32.9%増）と大幅な増収となりました。ブランド・ファッション事業では株式会社コメ兵と株式会社K-ブランドオフが過去最高売上高を達成し、タイヤ・ホイール事業も好調でした。一方、営業利益は50.86億円（同0.7%減）、経常利益は49.76億円（同3.5%減）と減益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は37.8億円（同2.9%増）と増益でした。
貸借対照表の変化
総資産は913.79億円（前期末比42.7%増）となりました。主な増加要因は、M&Aによる棚卸資産149億円増、現金及び預金36.04億円増などです。負債は598.25億円（同69.6%増）となり、主に短期借入金243.35億円増によるものです。純資産は315.54億円（同9.7%増）となりました。自己資本比率は34.1%（前期末44.4%）に低下しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書の記載はありませんが、総資産の増加や短期借入金の大幅増加から、M&Aに伴う資金需要が大きかったことが推察されます。営業活動によるキャッシュ・フローは、親会社株主に帰属する四半期純利益37.8億円の計上などにより、プラスだったと考えられます。投資活動によるキャッシュ・フローは、M&Aに伴う支出などでマイナスとなった可能性が高いです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上高1,585億円（前期比32.7%増）、営業利益60億円（同19.5%減）、経常利益58.6億円（同21.6%減）、親会社株主に帰属する当期純利益42.8億円（同14.8%減）と修正されました。売上高は大幅増収を見込む一方、利益面では減益予想となっています。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、前期の年間配当金は88円でした。当期の配当予想は、第2四半期末に52円が実施され、期末も52円の予定で、年間104円と増配が見込まれています。
注意事項
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