グロービング(株)の決算情報

グロービング株式会社の主な事業セグメントは、コンサルティング事業とクラウドプロダクト事業です。コンサルティング事業では、様々な業界に対して戦略策定・DX推進等の支援を行っています。クラウドプロダクト事業では、セールススイート及びスペンドインテリジェンススイートの開発を推進しています。

当第3四半期連結累計期間の業績は好調で、売上高59.53億円、営業利益21.18億円、経常利益21.05億円、親会社株主に帰属する四半期純利益12.26億円を達成しました。コンサルティング事業が牽引し、売上高59.49億円、セグメント利益28.2億円と順調に推移しました。一方、クラウドプロダクト事業は開発段階にあり、6,900万円の研究開発費を計上し、セグメント損失1.05億円となりました。全体として、AIやDX活用へのニーズの高まりを背景に、事業拡大が進んでいます。

当第3四半期連結会計期間末の総資産は75.2億円（前期末比190.2%増）、負債は21.87億円（同110.0%増）、純資産は53.33億円（同243.6%増）となりました。主な変動として、現金及び預金が39.85億円増加し、売掛金等が7.07億円増加しました。また、未払法人税等が8.33億円増加しています。純資産の増加は、四半期純利益の計上と公募増資によるものです。自己資本比率は69.3%と、前期末の57.5%から大幅に改善しています。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前期末比39.85億円増加し53.74億円となっています。この増加は主に、四半期純利益の計上（12.48億円）と公募増資による資金調達（資本金と資本剰余金がそれぞれ11.05億円増加）によるものと推測されます。営業活動によるキャッシュ・フローも、未払法人税等の増加（8.33億円）などから、プラスであったと考えられます。

2025年5月期の通期連結業績予想は、売上高81.5億円（前期比95.2%増）、営業利益26億円（同603.4%増）、経常利益25.87億円（同582.9%増）、親会社株主に帰属する当期純利益15億円（同475.8%増）と、大幅な増収増益を見込んでいます。第3四半期までの実績と比較すると、第4四半期も引き続き好調な業績が予想されています。なお、この業績予想は直近に公表されたものから修正されています。

配当に関する具体的な記載はありませんが、2025年5月期の期末配当予想は0円とされています。現時点では配当を予定していないようです。