新都ホールディングス(株)の決算情報

新都ホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、金属リサイクル事業、プラスチックリサイクル事業、不動産関連サービス事業です。金属スクラップやプラスチックの再生・販売、インバウンド向け不動産事業などを展開しています。

当第1四半期の売上高は44.18億円（前年同期比620.85%増）と大幅に増加しました。しかし、営業損失2,900万円、経常損失9,700万円、親会社株主に帰属する四半期純損失1.21億円と赤字が拡大しています。金属リサイクル事業の売上高が39.44億円と急増し、セグメント利益も1.11億円と黒字化しましたが、為替差損5,100万円の計上などが業績悪化の要因となりました。

総資産は前期末比7.9%増の65.18億円となりました。主な増加要因は、商品及び製品が4.7億円増加したことです。負債は前期末比13.5%増の49.61億円となり、短期借入金が5.32億円増加しました。純資産は前期末比6.7%減の15.57億円となり、利益剰余金が1.21億円減少しました。自己資本比率は20.0%と3.6ポイント低下しています。

キャッシュ・フロー計算書の詳細な開示はありませんが、現金及び預金が前期末比6,100万円増加し2.64億円となっています。営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純損失9,500万円を計上する一方、減価償却費4,400万円、のれん償却額500万円などがありました。

2026年1月期通期の連結業績予想は、売上高230.2億円（前期比87.2%増）、営業利益2.9億円（同577.0%増）、経常利益2.5億円（同406.3%増）、親会社株主に帰属する当期純利益5,700万円（同249.2%増）と増収増益を見込んでいます。第1四半期の実績は売上高で通期予想の19.2%にとどまっており、今後の業績回復が期待されます。

配当に関する具体的な記載はありませんが、2026年1月期の配当予想は第2四半期末0円、期末0円の年間0円となっています。前期も無配であり、当面は無配が継続される見通しです。