ピクセルカンパニーズ(株)の決算情報

ピクセルカンパニーズ株式会社の主な事業セグメントは、システムイノベーション事業とデータセンター事業です。システムイノベーション事業では金融機関向けシステム開発やIT業務支援、DX支援を行っています。データセンター事業では生成AI向けGPU特化型のコンテナ型データセンターの建設を進めています。

当第1四半期連結累計期間の売上高は2.45億円(前年同期比5.6％増)となりました。しかし、営業損失1.69億円(前年同期は8,800万円の損失)、経常損失1.75億円(前年同期は8,700万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失1.79億円(前年同期は2.37億円の損失)と損失が拡大しています。システムイノベーション事業は大型案件の獲得が進まず減収減益となりました。一方、データセンター事業はGPU仲介販売に注力し増収となりましたが、人件費などの先行投資により営業損失となっています。

当第1四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末比71.6%増の16.43億円となりました。主な要因は、新株予約権行使による現預金の増加やデータセンター事業に伴う建設仮勘定の増加です。負債は前連結会計年度末比18.6%増の15.73億円となり、主に前受金が増加しました。純資産は新株予約権行使により資本金・資本剰余金が増加し、6,900万円となりました。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金は前連結会計年度末の1.5億円から3.09億円へと105.1%増加しています。これは主に新株予約権の行使による資金調達によるものと考えられます。一方で、データセンター事業への投資により、建設仮勘定が6.8億円から10.33億円へと51.8%増加しています。

現時点では業績に与える未確定な要素が多いため、業績予想を数値で示すことが困難な状況です。合理的に算定可能となった時点で速やかに公表するとしています。ただし、データセンター事業については2025年12月期より売上の発生を見込んでいます。

配当に関する具体的な記載はありません。