2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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株式会社あらたの第3四半期決算は、売上高7,545億円（前年同期比4.9％増）、営業利益131億円（同5.4％増）と増収増益を達成しました。ペットやハウスホールド部門の好調が全体を牽引し、10期連続の増収となりました。一方で、物流費や人件費の増加が課題となっており、今後の収益性改善が注目されます。
主な事業セグメント
株式会社あらたは、日用品・化粧品等の卸売業を主たる事業とする企業です。主要カテゴリーにはヘルス＆ビューティー、ペット、紙製品、ハウスホールド、ホームケア、家庭用品などがあります。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期連結累計期間の売上高は7,545億円（前年同期比4.9％増）、営業利益は131億円（同5.4％増）、経常利益は137.77億円（同6.0％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益は93.98億円（同7.6％増）となりました。売上高は10期連続の増加を達成しています。カテゴリー別では、ペットが前年同期比6.5％増、ハウスホールドが同5.9％増と好調でした。一方で、物流費と人件費の増加が利益を圧迫する要因となっています。
貸借対照表の変化
資産合計は3,534億円（前期末比11.5％増）、負債合計は2,393.64億円（同15.5％増）、純資産合計は1,140.36億円（同3.9％増）となりました。主な変動として、受取手形及び売掛金が186.62億円増加、商品が149.49億円増加、支払手形及び買掛金が258.53億円増加しています。自己資本比率は32.3％と、前期末の34.6％から低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローの詳細は記載されていませんが、減価償却費は35.35億円（前年同期34.08億円）となっています。投資活動では、固定資産の取得や売却が行われています。財務活動では、短期借入金が75.61億円増加し、長期借入金が17.34億円減少しています。また、自己株式の取得により18.57億円の支出がありました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高9,690億円（前期比2.6％増）、営業利益163億円（同12.3％増）、経常利益166億円（同8.2％増）、親会社株主に帰属する当期純利益110億円（同6.6％増）を見込んでいます。この予想に変更はありません。
株主還元
2025年3月期の年間配当金予想は1株当たり102円です。第2四半期末に51円の配当が実施され、期末配当も51円を予定しています。前期と比較すると、株式分割の影響を考慮しても実質的な増配となっています。
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