サントリー食品インターナショナル(株)の決算情報

サントリー食品インターナショナル株式会社の主な事業セグメントは、「日本事業」「アジアパシフィック事業」「欧州事業」「米州事業」の4つです。ミネラルウォーター、コーヒー飲料、茶系飲料、炭酸飲料、スポーツ飲料、特定保健用食品等の飲料・食品の製造・販売を行っています。

当第1四半期連結累計期間の連結売上収益は3,658億円（前年同期比1.6％減）、連結営業利益は273億円（前年同期比19.4％減）、親会社の所有者に帰属する四半期利益は154億円（前年同期比23.9％減）となりました。日本及び米州セグメントで前年同期並みの売上収益を維持しましたが、その他のセグメントでは減収となりました。営業利益は、日本における原材料高や主要国におけるマーケティング費用増の影響を受け、欧州セグメントを除き減益となりました。

資産合計は前連結会計年度末比4.1%減の1兆9,748億円となりました。主な要因は現金及び現金同等物、売上債権及びその他の債権の減少です。負債は前連結会計年度末比6.8%減の6,923億円となり、主に仕入債務及びその他の債務が減少しました。資本合計は前連結会計年度末比2.5%減の1兆2,824億円となり、その他の資本の構成要素が減少しました。

営業活動によるキャッシュ・フローは115億円の収入（前年同期比10億円増）となりました。主な要因は税引前四半期利益267億円、減価償却費及び償却費198億円、売上債権及びその他の債権の減少335億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは178億円の支出（前年同期比31億円減）となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは244億円の支出（前年同期比130億円増）となり、主に配当金の支払201億円によるものです。

2025年12月期の連結業績予想は、2025年2月13日に発表した予想から変更ありません。売上収益1兆7,960億円（前期比5.8%増）、営業利益1,610億円（前期比0.5%増）、親会社の所有者に帰属する当期利益900億円（前期比3.7%減）を見込んでいます。不確実性の高い状況が継続するとの想定のもと、全セグメントでのコアブランド集中活動、SCM活動を含めたコストマネジメントの徹底等に取り組む予定です。

配当金については、2025年12月期の年間配当予想を1株当たり120円（中間配当60円、期末配当60円）としています。これは前期の年間配当120円と同額となります。