2025年３月期 決算短信の要約
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養命酒製造は2025年3月期、「養命酒」の売上減少により減収減益となりましたが、くらすわ関連事業は成長しています。「くらすわの森」開業など将来への投資を進めつつ、2026年3月期は販促活動の見直しにより大幅増益を見込んでいます。自己資本比率86.1%と財務基盤は安定しており、安定配当も継続する方針です。
主な事業セグメント
養命酒製造株式会社の主な事業セグメントは、「養命酒関連事業」と「くらすわ関連事業」です。養命酒関連事業では、主に「養命酒」及び酒類・食品の製造販売を行っています。くらすわ関連事業では、直営商業施設での商品販売やレストラン運営、通信販売を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の業績は、売上高が100.17億円(前年同期比2.2%減)、営業利益が1.28億円(同72.9%減)、経常利益が6.26億円(同34.0%減)、当期純利益が6.79億円(同28.7%減)となりました。「養命酒」の売上減少が主因ですが、くらすわ関連事業は31.7%増と伸長しました。「くらすわの森」開業に伴う先行投資等により利益は減少しましたが、投資有価証券売却益の計上もありました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比1.7%減の535.18億円となりました。主な変動は、投資有価証券の14.85億円減少、現金及び預金の19.44億円減少、有形固定資産の24.52億円増加です。純資産は1.2%減の460.62億円となり、自己資本比率は86.1%と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは4.73億円の収入(前年同期比29.1%減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは11.94億円の支出(前年同期は23.13億円の収入)となり、主に有形固定資産の取得による支出31.45億円が要因です。財務活動によるキャッシュ・フローは6.23億円の支出となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績予想は、売上高105.1億円(前年同期比4.9%増)、営業利益5.3億円(同313.1%増)、経常利益10.4億円(同65.9%増)、当期純利益10.7億円(同57.4%増)を見込んでいます。販促活動の見直しにより、大幅な増益を予想しています。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は45円を予定しています。2026年3月期も同様に45円を予定しており、安定配当を継続する方針です。配当性向は2025年3月期が91.7%、2026年3月期予想が58.3%となっています。
注意事項
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