2025年12月期第3四半期決算短信の要約
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株式会社ファンコミュニケーションズの2025年12月期第3四半期決算は、売上高54.21億円（前年同期比5.0%増）、営業利益14.94億円（同40.3%増）と増収増益を達成しました。主力のCPAソリューション事業は減収ながら増益、戦略事業は増収と損失幅縮小を実現。通期予想は売上高74.4億円（前期比6.9%増）、営業利益19.5億円（同22.2%増）を見込んでいます。
主な事業セグメント
株式会社ファンコミュニケーションズは、主にCPAソリューション事業と戦略事業を展開しています。CPAソリューション事業では、アフィリエイト広告サービス「A8.net」やスマートフォンアプリ向けCPI広告サービス「A8app」を提供しています。戦略事業では、ファンマーケティング、インフルエンサーマーケティング、LINEマーケティングなどを手掛けています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は54.21億円（前年同期比5.0%増）、営業利益は14.94億円（同40.3%増）、経常利益は15.09億円（同40.6%増）となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は10.09億円（同1.3%増）でした。CPAソリューション事業は減収増益となり、戦略事業は増収となりました。特に、インフルエンサーマーケティングやデジタルマーケティングプロセス最適化支援サービス「N-INE」の成長が目立ちます。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比3.5%減の225.49億円となりました。主な変動として、投資有価証券が245.0%増加した一方、現金及び預金が16.9%減少、売掛金が15.2%減少しました。負債は0.4%増の53.18億円となり、買掛金が10.1%減少した一方、未払法人税等が2120.4%増加しました。純資産は4.6%減の172.3億円となり、自己株式の消却により利益剰余金が26.2%減少しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローの詳細な情報は開示されていませんが、四半期純利益は10.09億円と前年同期比1.3%増加しています。投資活動では投資有価証券が27.94億円増加しており、積極的な投資が行われたことがうかがえます。財務活動では配当金の支払いにより17.88億円の支出がありました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の通期連結業績予想は、売上高74.4億円（前期比6.9%増）、営業利益19.5億円（同22.2%増）、経常利益19.4億円（同16.2%増）、親会社株主に帰属する当期純利益12.8億円（同9.8%減）を見込んでいます。第3四半期までの実績を踏まえると、売上高と利益の成長が継続すると予想されますが、純利益は減少する見通しです。
株主還元
2025年12月期の年間配当金は、前期の19円から27円へ増配する予定です。第2四半期末に8円の配当を実施し、期末配当は19円を予定しています。配当性向は上昇する見込みで、株主還元の強化が図られています。
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