2025年４月期決算短信の要約
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アスカネットの2025年4月期は増収ながら大幅減益となり、最終損益は赤字転落しました。空中ディスプレイ事業の不振が主因ですが、主力のフューネラル事業は堅調に推移しています。2026年4月期は事業戦略の修正や新技術開発により業績回復を目指す方針です。自己資本比率84.8%と財務基盤は安定しており、今後の成長戦略の進展が注目されます。
主な事業セグメント
株式会社アスカネットは、フューネラル事業、フォトブック事業、空中ディスプレイ事業の3つの事業セグメントを展開しています。フューネラル事業では葬儀市場向けの遺影写真加工等、フォトブック事業では個人向け写真集制作、空中ディスプレイ事業では空中結像技術の開発・販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年4月期の連結業績は、売上高が72.63億円(前期比3.2%増)となりました。一方、営業利益は1.73億円(同61.2%減)、経常利益は1.78億円(同62.3%減)と大幅減益となりました。親会社株主に帰属する当期純損失は2.63億円(前期は2.14億円の利益)と赤字転落しました。空中ディスプレイ事業での棚卸資産評価損計上や投資有価証券評価損が主な要因です。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比7.41億円減の63.49億円となりました。主な減少要因は、商品及び製品が2.68億円、投資有価証券が2.39億円、機械装置及び運搬具が9,400万円それぞれ減少したことです。純資産は7.7億円減の53.86億円となり、自己資本比率は2.0ポイント低下し84.8%となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは8.63億円の収入(前期比40.2%増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは3.24億円の支出(同53.8%減)、財務活動によるキャッシュ・フローは5.16億円の支出(同71.6%増)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比2,100万円増の16.81億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年4月期の連結業績予想は、売上高75.8億円(前期比4.4%増)、営業利益4.35億円(同150.5%増)、経常利益4.5億円(同151.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2.61億円(前期は2.63億円の損失)と増収増益を見込んでいます。空中ディスプレイ事業の体制見直しや新技術開発により業績回復を目指す方針です。
株主還元
2025年4月期の1株当たり配当金は7円(前期と同額)、配当金総額は1.09億円となりました。2026年4月期も1株当たり7円の配当を予定しています。
注意事項
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