セントケア・ホールディング(株)の決算情報

セントケア・ホールディング株式会社の主な事業セグメントは介護サービス事業です。訪問介護、訪問看護、デイサービス、グループホームなどの在宅介護サービスを中心に展開しています。また、介護保険ASPシステムの販売なども行っています。

当第3四半期連結累計期間の売上高は423億7,500万円(前年同期比4.4％増)となりました。訪問看護や看護小規模多機能型居宅介護などの医療系サービスが成長を牽引しましたが、訪問介護やデイサービスでは利用控えやお客様の休廃止が継続し、回復が遅れています。一方、営業利益は20億2,700万円(同19.4％減)、経常利益は20億9,500万円(同19.1％減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億9,600万円(同26.7％減)と増収減益となりました。これは主に、従業員の待遇改善による人件費増加や物価上昇による経費増加が影響しています。

当第3四半期連結会計期間末の総資産は前期末比2.0％減の303億6,000万円となりました。流動資産は3.0％減の171億1,600万円、固定資産は0.7％減の132億4,300万円です。負債は前期末比8.4％減の136億6,400万円、純資産は3.9％増の166億9,500万円となりました。自己資本比率は54.7％と前期末から3.1ポイント上昇しています。

キャッシュ・フロー計算書の詳細な記載はありませんが、現金及び預金が前期末より10億4,800万円減少し69億7,300万円となっています。これは主に、売掛金の増加や賞与引当金の減少、未払法人税等の減少などが影響していると考えられます。

通期の連結業績予想は、売上高563億円(前期比4.1％増)、営業利益24億6,000万円(同18.9％減)、経常利益25億円(同20.8％減)、親会社株主に帰属する当期純利益15億円(同25.2％減)と修正されました。当第3四半期までの業績を踏まえ、増収減益の見通しとなっています。

2025年3月期の年間配当金予想は1株当たり30円となっています。これは前期の25円から5円の増配となります。