2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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アイロムグループの当第３四半期連結累計期間は、売上高が139.07億円(前年同期比8.1%増)と増収となりましたが、利益面では減益となりました。ＳＭＯ事業やＣＲＯ事業が堅調に推移する一方、研究開発費用の継続的発生が影響しています。また、マネジメント・バイアウト(MBO)による上場廃止が予定されており、今後の動向が注目されます。
主な事業セグメント
アイロムグループの主な事業セグメントは、ＳＭＯ事業、ＣＲＯ事業、先端医療事業、創薬事業、メディカルサポート事業です。ＳＭＯ事業とＣＲＯ事業が中核事業となっており、医薬品開発支援を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期連結累計期間の売上高は139.07億円(前年同期比8.1%増)となりました。一方、営業利益は7.84億円(同3.1%減)、経常利益は8.45億円(同25.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3.65億円(同62.5%減)と減益となりました。ＳＭＯ事業では複数の短期収益型大型案件が順調に進捗し、ＣＲＯ事業ではオーストラリアでの新規試験受託が堅調に推移しました。一方で、先端医療事業や創薬事業では研究開発費用が引き続き発生しています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末より15.93億円減少し355.55億円となりました。主な要因は工具器具備品及び現金及び預金の減少です。負債は18.96億円減少し224.79億円となり、主に長期借入金の減少によるものです。純資産は3.03億円増加し130.75億円となりました。自己資本比率は36.8%と、前連結会計年度末の34.4%から2.4ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
当第３四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は7.78億円(前年同期7.33億円)、のれんの償却額は8,400万円(同9,000万円)となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の業績予想は記載されていません。これは、公開買付者による本公開買付け及びその後の一連の手続きにより当社株式が上場廃止となる予定であるためです。
株主還元
2025年3月期の配当予想は、第2四半期末0円、期末0円、年間合計0円となっています。前期の年間配当40円から減配となる見込みです。
注意事項
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