2025年3月期 決算短信の要約
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株式会社カカクコムの2025年3月期連結業績は、売上収益784.35億円（前年同期比17.2％増）、営業利益292.93億円（同13.5％増）と増収増益となりました。特に食べログ事業が好調で、売上収益334.73億円（同20.2％増）、セグメント利益180.79億円（同22.1％増）と大きく成長しています。今後も各事業セグメントでの成長戦略を推進し、持続的な企業価値向上を目指す方針です。
主な事業セグメント
株式会社カカクコムは、「価格.com事業」「食べログ事業」「求人ボックス事業」「インキュベーション事業」の4つの主要セグメントで事業を展開しています。各事業は、購買支援、レストラン検索・予約、求人情報検索、不動産・旅行・映画・自動車など多岐にわたるサービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上収益が784.35億円（前年同期比17.2％増）、営業利益が292.93億円（同13.5％増）となりました。主に価格.com事業、食べログ事業、求人ボックス事業の売上収益増加が寄与しています。特に食べログ事業は売上収益が334.73億円（同20.2％増）と大きく成長し、セグメント利益も180.79億円（同22.1％増）と好調でした。一方、求人ボックス事業は売上収益が増加したものの、投資増加によりセグメント利益は減少しています。
貸借対照表の変化
資産合計は935.04億円（前期末比12.2％増）となりました。主な変動として、現金及び現金同等物が131.58億円増加し、その他の流動資産が33.6億円減少しました。負債合計は313.7億円（同0.8％減）となり、その他の金融負債（流動）が21.54億円増加した一方、その他の流動負債が35.27億円減少しました。資本合計は621.34億円（同20.2％増）となり、利益剰余金が105.15億円増加しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは274.04億円の収入（前年同期比40.4％増）となりました。主な要因は、税引前利益287.15億円、減価償却費及び償却費39.15億円、その他の流動資産の減少33.6億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは29.39億円の支出（同32.7％増）となり、主にソフトウェア取得による支出21.89億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは113.02億円の支出（同29.7％減）となり、主に配当金の支払94.86億円によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上収益920億円（前年同期比17.3％増）、営業利益280億円（同4.4％減）、税引前利益277億円（同3.5％減）、親会社の所有者に帰属する当期利益190億円（同5.2％減）を見込んでいます。各事業セグメントでは、コンテンツ強化や新サービス展開、効率的な運営体制構築などを通じて成長を目指す方針です。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は、中間配当25円、期末配当55円（うち普通配当25円、特別配当30円）の年間80円となりました。2026年3月期の配当予想は、中間配当25円、期末配当25円の年間50円を予定しています。
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