2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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株式会社コアの2025年3月期第3四半期決算では、売上高が3.3%増の179.09億円となる一方、利益面では減益となりました。産業技術ソリューション事業が好調でしたが、他セグメントの課題が影響しました。通期予想は売上高8.3%増、利益5%台の増益を見込んでおり、今後の業績回復に注目が集まります。
主な事業セグメント
株式会社コアは、未来社会ソリューション事業、産業技術ソリューション事業、顧客業務インテグレーション事業の3つの主要セグメントで事業を展開しています。これらのセグメントを通じて、エネルギー、医療、メディア、IoT、DX、金融など幅広い分野でITソリューションを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は179.09億円（前年同期比3.3%増）となりました。一方、営業利益は21.11億円（同4.9%減）、経常利益は21.92億円（同3.6%減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億円（同11.0%減）と減益となりました。産業技術ソリューション事業が好調だったものの、未来社会ソリューション事業での不採算案件発生や顧客業務インテグレーション事業の縮小が影響しました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比1.1%減の236.15億円となりました。流動資産は0.7%増の150.81億円、固定資産は4.3%減の85.33億円となっています。負債は14.1%減の59.13億円、純資産は4.1%増の177.01億円となりました。自己資本比率は前連結会計年度末の71.1%から74.9%に改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローの詳細な数値は開示されていませんが、買掛金の2.81億円減少や未払法人税等の4.14億円減少が報告されています。投資活動や財務活動によるキャッシュ・フローの詳細も開示されていませんが、現金及び預金は前連結会計年度末比5,600万円増加の63.56億円となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高260億円（前期比8.3%増）、営業利益33億円（同5.1%増）、経常利益34億円（同5.6%増）、親会社株主に帰属する当期純利益24億円（同5.7%増）を見込んでいます。この予想は前回公表時から変更されていません。
株主還元
2025年3月期の年間配当金予想は55円（前期実績50円）となっています。第2四半期末に10円の配当が実施され、期末配当は45円を予定しています。前期の第2四半期末配当には5円のコアグループ結成50周年記念配当が含まれていました。
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