(株)トランスジェニックグループの決算情報

株式会社トランスジェニックグループは、創薬支援事業と投資・コンサルティング事業を主な事業セグメントとしています。創薬支援事業では、創薬の初期段階から臨床試験までシームレスなサービスを提供し、投資・コンサルティング事業では、M&Aによる新規事業推進や事業承継支援を行っています。

当第3四半期連結累計期間の売上高は98.07億円（前年同期比0.7%増）となりました。しかし、営業利益は1.26億円の損失（前年同期は5,200万円の利益）、経常利益は1.62億円の損失（前年同期は5,000万円の利益）となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益も2.91億円の損失（前年同期は3,800万円の損失）と悪化しました。創薬支援事業の減収と恵庭研究所の移管作業コスト増加が主な要因です。

総資産は前連結会計年度末比6.5%増の104.46億円となりました。主な増加要因は、仕掛品の3.98億円増、受取手形・売掛金等の3.83億円増です。負債は前連結会計年度末比28.4%増の47.96億円となり、主に短期借入金の5.52億円増、前受金の3.9億円増によるものです。純資産は前連結会計年度末比5.8%減の56.49億円となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローの詳細な記載はありませんが、前受金が3.9億円増加しています。投資活動では、試験設備等の改修により有形固定資産が1.14億円増加しました。財務活動では、短期借入金が5.52億円増加した一方、長期借入金が2.1億円減少しています。

2025年3月期の連結業績予想は、売上高125億円（前期比4.5%減）、営業利益1.1億円の損失、経常利益1.8億円の損失、親会社株主に帰属する当期純利益2.1億円の損失を見込んでいます。前回公表からの変更はありません。

2025年3月期の配当予想は、期末配当0円、年間配当0円となっています。前期（2024年3月期）は年間配当3円でした。