2025年2月期 決算短信の要約
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いちごは当期、売上高835.76億円(前期比1.0%増)、営業利益163.09億円(同25.8%増)と増収増益を達成しました。特にホテル事業が好調で、セグメント売上高が62.4%増加しています。次期も成長を見込み、営業利益195億円(前期比19.6%増)を予想。配当も10.5円から11.5円へ増配を計画し、株主還元を強化しています。
主な事業セグメント
いちごは、アセットマネジメント、心築、いちごオーナーズ、ホテル、クリーンエネルギーの5つの主要セグメントで事業を展開しています。各セグメントでは、不動産運用、価値向上、販売、ホテル運営、再生可能エネルギー発電などを行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当期の経営成績は、売上高835.76億円(前期比1.0%増)、営業利益163.09億円(同25.8%増)、経常利益137.64億円(同32.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益151.87億円(同25.4%増)となりました。心築事業での不動産売却増加やホテル事業の好調、アセットマネジメント事業の成長が業績向上に寄与しました。特に、ホテルセグメントの売上高は62.4%増と大きく伸長しています。
貸借対照表の変化
資産合計は4,067.15億円(前期末比10.8%増)となり、主に販売用不動産の増加402.72億円によるものです。負債合計は2,840.09億円(同13.3%増)で、主に借入金の増加294.83億円によります。純資産合計は1,227.06億円(同5.5%増)となりました。自己資本比率は27.3%(前期末比1.2ポイント減)です。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは△284.49億円となり、主に販売用不動産の増加によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは53.58億円で、主に有形固定資産の売却収入によります。財務活動によるキャッシュ・フローは195.67億円となり、主に長期借入れによる収入が寄与しています。結果として、現金及び現金同等物は前期末比35.24億円減少し、425.76億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の業績予想は、営業利益195億円(前期比19.6%増)、経常利益148億円(同7.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益160億円(同5.4%増)を見込んでいます。ALL-IN営業利益は284億円(同14.2%増)、キャッシュ純利益は205億円(同5.7%増)を予想しており、引き続き成長を見込んでいます。
株主還元
当期の配当は、1株当たり10.5円(前期比16.7%増)とする方針を決議しました。次期の配当予想は11.5円(当期比9.5%増)とし、引き続き増配を予定しています。また、株主資本配当率(DOE)の目標を3%から4%に引き上げ、株主還元の強化を図っています。
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