2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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株式会社東北新社の第3四半期決算は、連結子会社譲渡の影響で減収となったものの、主力の広告プロダクション事業が好調で増益となりました。売上高315.32億円(前年同期比13.7%減)、営業利益19.03億円(同31.6%増)、経常利益23.54億円(同143.8%増)と、収益性が大幅に改善しています。今後は固定資産譲渡による特別利益も見込まれ、通期業績予想も上方修正されています。
主な事業セグメント
広告プロダクション、コンテンツプロダクション、メディア、プロパティの4つの主要セグメントで事業を展開しています。広告プロダクションはCM制作やプロモーション、コンテンツプロダクションは音響字幕制作や映像制作、メディアは放送事業、プロパティはIP関連事業を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
売上高は315.32億円(前年同期比13.7%減)となりましたが、営業利益は19.03億円(前年同期比31.6%増)、経常利益は23.54億円(前年同期比143.8%増)と増益となりました。減収の主因は連結子会社の譲渡等によるものですが、主力の広告プロダクションが好調に推移し、営業利益は増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は16.88億円(前年同期比1.3%減)とほぼ横ばいでした。
貸借対照表の変化
資産合計は937.68億円(前期末比4.2%減)となりました。主な変動は現金及び預金の増加53.8億円、受取手形、売掛金及び契約資産の減少38.55億円、投資有価証券の減少53.24億円です。負債合計は160.66億円(前期末比4.0%増)、純資産合計は777.02億円(前期末比5.7%減)となりました。自己資本比率は81.9%と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書の記載はありませんが、現金及び預金が前期末比53.8億円増加し510.9億円となっています。これは主に投資有価証券や関係会社株式の売却による収入が寄与したものと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上高460.45億円(前期比12.8%減)、営業利益21.63億円(同19.2%減)、経常利益27.05億円(同22.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益75.24億円(同87.1%増)に修正されました。固定資産の譲渡による特別利益の計上が見込まれています。
株主還元
第3四半期末の配当金は1株当たり6.33円となりました。期末配当予想は6.67円で、年間配当金は株式分割を考慮しない場合、前年と同水準の1株当たり78.01円となる見込みです。
注意事項
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