(株)ドーンの決算情報

株式会社ドーンは、主に公共システムの分野、特に防災や市民の安全に関わる社会課題を解決するテクノロジーを提供する情報サービス事業を展開しています。主要製品には「Live119（映像通報システム）」「Live-X（映像通話システム）」「Mailio（メッセージ配信サービス）」などがあります。

当第3四半期累計期間の売上高は10.53億円（前年同期比9.2％増）となりました。利益面では、営業利益3.54億円（同7.2％増）、経常利益3.61億円（同5.3％増）、四半期純利益2.55億円（同5.0％増）と増収増益を達成しました。クラウド利用料の順調な増加やクラウド初期構築の完成による売上増加が主な要因です。一方で、ライセンス販売・商品売上は季節変動により減少しました。

総資産は28.18億円（前期末比0.1％増）となりました。主な変動として、売掛金が1.75億円増加した一方、現金及び預金が5.7億円減少しました。負債は1.84億円（同45.0％減）に減少し、純資産は26.33億円（同6.2％増）となりました。自己資本比率は93.5％と高水準を維持しています。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前期末比5.7億円減少しています。一方で、投資有価証券が9,700万円、関係会社株式が7,400万円、関係会社社債が1.61億円それぞれ増加しており、投資活動によるキャッシュ・フローの支出が増加したと推測されます。

2025年5月期の通期業績予想は、売上高15.8億円（前期比5.3％増）、営業利益5.6億円（同5.1％増）、経常利益5.68億円（同3.8％増）、当期純利益3.95億円（同1.8％増）と増収増益を見込んでいます。第3四半期累計期間の実績は、売上高で通期予想の66.7％、営業利益で63.3％の進捗となっています。

2025年5月期の1株当たり配当金は、前期の20円から4円増配の24円を予定しています。配当性向は18.7％となる見込みです。