2025年２月期決算短信の要約
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エスフーズ株式会社の2025年2月期決算は、売上高が4,445億4,600万円(前期比4.6%増)と増収となったものの、営業利益51億4,300万円(同59.4%減)、経常利益63億8,800万円(同55.6%減)と大幅減益となりました。原材料・物流費高騰や消費者の節約志向が影響し、厳しい事業環境が続いています。
主な事業セグメント
エスフーズ株式会社の主な事業セグメントは、食肉等の製造・卸売事業、食肉等の小売事業、食肉等の外食事業です。食肉の生産から加工、卸売、小売、飲食サービスまでの一貫した食肉サプライチェーンを展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年2月期の連結業績は、売上高が4,445億4,600万円(前期比4.6%増)となりました。一方、営業利益は51億4,300万円(同59.4%減)、経常利益は63億8,800万円(同55.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は26億6,700万円(同70.6%減)と大幅な減益となりました。国内外での原材料・物流費高騰や消費者の節約志向により、利益確保が困難な状況が続いています。
貸借対照表の変化
総資産は2,305億9,500万円(前期末比2.8%増)となりました。流動資産が76億3,700万円減少した一方、固定資産が139億9,200万円増加しています。負債合計は1,007億3,100万円(同3.1%増)、純資産は1,298億6,400万円(同2.6%増)となりました。自己資本比率は52.8%と、前期末比0.2ポイント低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは72億7,700万円の収入(前期比18.7%減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは150億2,600万円の支出(同3.9%増)で、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは19億2,300万円の支出(前期は73億3,500万円の収入)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年2月期の連結業績予想は、売上高4,750億円(前期比6.9%増)、営業利益75億円(同45.8%増)、経常利益85億円(同33.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益45億円(同68.7%増)を見込んでいます。不安定な国際情勢による影響が継続すると予想される中、食品の安定供給と経営基盤の強化に取り組む方針です。
株主還元
2025年2月期の年間配当金は1株当たり89円(前期比5円増)となりました。2026年2月期は1株当たり104円(前期比15円増)を予定しています。連結の株主資本配当率(DOE)3%を目途に、安定的な利益還元を目指す方針が示されています。
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